皇居乾通りの一般公開

桜田門から入ると

去年から始まった皇居・乾通り(いぬいどおり)の一般公開に行ってきた。

今上天皇の傘寿を機に去年からスタート、
春の桜、秋の紅葉の頃に、一般に公開される。

「秋の一般公開」3日目の12月7日に、訪ねてみた。

桜田門から入り、入場口の坂下門に向かうと、早くもたくさんの人たちが列を作っていた。

ボディーチェック

入り口の前では、バッグの中身の確認とボディーチェックが行われる。

5年ほど前、中国の天安門前でこんなチェックを受けたことを思い出した。

皇居宮殿

坂下門から入るとすぐ左手に皇居宮殿が見えた。

勲章親授式や歌会始など主要儀式はここで行われるが、ここに入ることはできない。

地図

公開されるのは、坂下門から乾門までの間の約750m。

一方通行で、沿道にある59本の紅葉の樹木を愛でながら歩く。

イロハモミジ

「蓮池参集所」の近くにあるイロハモミジ。

局門

ここは、局門(つぼねもん)。

トウカエデ

左の大木は、トウカエデ。イチョウにとてもよく似ている。

漢字で書くと「唐楓」。中国原産で、江戸時代に渡来したという。

ネットで調べると「一般に、高木になる。紅葉が美しい」と説明されていた。

紅葉1

陽光を浴びて輝く紅葉。

紅葉2

苔むした木の幹との対照が 美しい。

乾門の近く

一方通行の出口にあたる「乾門(いぬいもん)」。

皇居の乾(北西)の方角にあることから、その名があるとのこと。

この日は、この門から退出し、北桔橋門(きたはねばしもん)に向かった。

「江戸城天守台」や「二の丸庭園」のある東御苑に入るためだ。

東御苑は、毎週月・金を除く毎日、無料で一般に開放されている。

北桔橋門(きたはねばしもん)から撮影

北桔橋門入り口から、今まで歩いてきた「乾通り」を見ると、たくさんの人たちの姿が確認できた。

これからは、東御苑の紅葉を訪ねようと、二の丸庭園に向かった。

二の丸庭園 松と紅葉

松の緑と紅葉のコントラスト。

池の鯉

池の中をのぞくと、こんな幻想的な写真が撮れた。

東御苑の紅葉1

燃えるような紅葉。

東御苑2

江戸城石垣の紅葉と松。

皇居東御苑は、いつ行っても美しい。

期待を裏切られたことは一度もない。

近くにおいでの節は、ぜひお出かけを。

日比谷通りのイチョウ

大手門を出て、東京駅方向へ歩く。

日比谷通りのイチョウ並木も、今が見ごろとなっていた。

信号を渡るときに写した写真が、

ビートルズ「アビーロード」のジャケット写真に雰囲気が似ているような。

どうでしょうか。













深川八幡祭り~盛夏の「水かけ祭り」

富岡八幡祭り

江東区深川の富岡八幡宮の夏祭りを見に行った。

8月16日は、神社の二の宮神輿が氏子の各町内を巡る巡行の日。

この祭りは、別名「水かけ祭り」とも呼ばれ、江戸の頃から江戸三大祭りの一つとして知られてきたという。

水をかけようと待ち構える

神輿が来たら水をかけようと、氏子の人たちは神輿の来るのを「今か今か」と待ち受ける。

トラックの荷台には、たっぷりと水が貯えられている。

永代橋を渡って深川に戻ってきた

神輿は、隅田川の西岸から永代橋を渡り、深川の地に戻ってきた。

この神輿は、二の宮神輿といって重さは約2トン。

深川八幡には、かつて紀伊国屋文左衛門が奉納した神輿があったが関東大震災で焼失してしまった。

戦後、それを復活させて、重さ4.5トンもの日本一の大神輿があるのだが、その神輿を担ぐのは3年に一度の本祭りで、この二の宮神輿はその翌年に担がれるという。

子供たちも水をかけてもらう

そして、いよいよ神輿が眼前を通過。

「清めの水」が、滝のように神輿と担ぎ手に浴びせられる。

その模様は動画で撮影したので、この後ご覧下さい。

町内の子供たちも、神輿の通過後、残った「清めの水」をかけてもらっていた。

消火栓から消防のホースで

門前仲町の大通りでは、消防団の人が消火栓にホースをつなぎ、神輿の来るのを待っていた。

大通りを神輿が進む

神輿が近づくと、見物客にも、水しぶきがかかる。

真夏の日差しと祭りの熱気の中で、何とも心地よい。

伊能忠敬像

富岡八幡宮の参道に立つ伊能忠敬の像。

江戸時代、伊能忠敬はこの近くに住んでいた。

日本各地に地図を作る調査に出かける際には、必ずこの神社に参り、旅の安全を祈ったという。

伊能忠敬も、きっとこの祭りを見ていたに違いない。

夕方5時過ぎ、二の宮神輿は、写真左手の参道を通って宮入り。

宮入の様子は、人の波で近寄ることも、撮影することもできなかった。

担ぎ手の掛け声を遠くに聞きながら、その様子を遠くから見守った。

交通規制が解除され、家に帰ろうと走り始めた頃、吹いてくる風に僅かに秋の気配を感じた。


それでは、「水かけ祭り」の様子を、動画で是非ご覧ください。

東京~今どきの夏

葛西海浜公園で海水浴

ゲートブリッジを正面に臨む「葛西海浜公園」。

ここは、現在都内にあるただ一か所の海水浴場として、ニュースで度々紹介されている。

家から葛西海浜公園までは10キロ余り、走ってゆくには手ごろな距離だ。
陽射しはきついが、走って訪ねてみることにした。

遊泳ゾーンはごく一部

海浜公園の渚を上空から見ると、こうなっている。

海水浴場として開放されているのは、写真左側、海浜公園の渚のごく一部だ。

遊泳ゾーンの先には「アカエイ侵入防止ネット」が張られている。

昔は、同じ東京湾内の港区芝浦にも海水浴場があって、夏にはたくさんの人たちで賑わった。大正3年撮影の写真も残っている。

私が子供の頃も、東京湾で遊んだ思い出がある。
金杉橋から船に乗って東京湾岸の遠浅の海水浴場に行って、泳いだり魚を捕まえたりして遊んだ。
50年以上も前のことだ。

ところが戦後の高度成長期、都市排水などで水質が悪化、都内で海水浴ができるところは姿を消してしまった。

それが、ようやく復活したのだ。

透明度は△

公害との闘い、環境意識の高まりの中で、排水規制や下水処理が進められ、近年、水質は少しずつ改善されてきた。

東京都は長期ビジョンの中で、豊かな環境を次世代に引き継ぐ都市の実現を謳っている。

2020年の東京オリンピックでは、お台場海浜公園が水泳の10キロ競技やトライアスロンの会場として予定されている。

なんとしても泳げる海を取り戻さなければならない。

そんな状況の中、水質が改善傾向にある葛西臨海公園で、2013年、海水浴が復活したのだ。

海水の透明度には△マークがついていて、まだ十分ではなさそう。

しかし、水質はOKのようだ。

水質浄化に貝も大きな役割

この渚に暮らす生物を紹介するパネルがあった。

ここで海水浴ができるほどに水質が向上した要因の一つに、水質浄化力の高いカキ貝を放流したことがあるという。

ここでは海水に顔をつけてもOK。

しかし、7月25・26日に海水浴が許可されたお台場海浜公園では、「顔つけ禁止」だったとのこと。

オリンピックに向けて多少の不安が残る。

遠浅の海

私が、この海岸を訪ねたのは7月20日の「海の日」。

葛西海浜公園の海水浴場は、たくさんの人たちで賑わっていた。

この海水浴場は、8月末までの土・日・祝日とお盆に開かれる予定になっている。

身近に海水浴のできる場所があるのは、とても豊かなことだと改めて思う。

荒川越しに隅田川の花火を見る

これは、7月25日に撮影した写真。

荒川と並行して流れる中川の堤から撮ったもの。

スカイツリーの右下のところに光が見える。

「隅田川花火大会」だ。

建物に邪魔されて、花火のごく一部しか見えない。

隅田川花火大会

少し荒川をさかのぼり、船堀橋を渡って家に戻る際にも、隅田川の方向に小さく花火が見えた。

この時私は、子供の頃、隅田川の花火を、船に乗って眺めたことを思い出していた。

これほど建物が高くなかったあの頃、隅田川の花火は、東京のとても広い場所から見ることができたはず。

今より、もっと多くのひとたちを熱狂させていたのだろうと考えていた。

関東一高

そして7月下旬。

今年は、夏の高校野球全国大会が始まって100年。

各地で予選が開かれ、各地区の代表が決まった。

東東京の代表になったのは関東一高。

家からは走るのに手頃の距離にあるので、決勝翌日の朝、訪ねてみた。

夏休みで静かな校舎に、出場を祝う垂れ幕が下がっていた。

西東京代表の早実の超高校級の選手と共に、関東一高のアフリカ人の父を持つ選手が、この夏の予選で大きな話題になった。

まもなく、甲子園での大会が始まる。熱戦を期待したい。

そういえば、私が甲子園をめざし、埼玉県予選に最後に出場したのは昭和39年、部員は15人ほどの弱小チームだった。

結果は、初戦敗退。あれからもう51年もたつ。

イガグリ発見

葛西臨海公園の近くで見つけた「イガグリ」。

「小さな秋 見つけた」 そんな思いでシャッターを切った。 

荒川の桜と完走メダル~今年の4月

中川堤の桜

荒川近くに移ってきて、初めての桜の季節。

ここは、荒川と並行して流れる中川。

4月2日、練習のボートが満開の桜を横目に、すべるように目の前を通り過ぎて行った。

画面の奥の方に100mも行けば荒川、付近には「小松川千本桜」と呼ばれる桜の名所がある。

小松川千本桜

「小松川千本桜」。

4月6日、強い風に、桜は花びらを激しく散らしていた。

花吹雪

花吹雪の中、花びらを体に受けて、「なんて美しいの!」と感動している人がいた。

「花吹雪」 何度見ても、いくつになっても美しい。

「桜のはかなさと美しさ」、それを感じながら 私たちは「日本人となっていくのだろう」と思った。

新緑へ

4月17日、荒川沿いの桜はすっかり葉桜になり、新緑が目に優しい。

そして対岸に渡り、河川敷を走っていると、「水ぬるむ」を感じさせる風景と出会った。

荒川で何を採っている?

荒川の岸辺は水深も浅いようで、男の人が川に入り何かをしている。

どうやら、貝を採っているようにみえた。
いったい何がとれるのだろう。

そう言えば、5月に入ると大潮もあり潮干狩りのシーズンだ。

初夏も近い。

横浜マラソン完走メダル

そして今年の4月には、こんなニュースもあった。

3月15日に「完走した」はずの”横浜マラソンの距離が短かった”というのだ。

その主な原因は、首都高速を10キロほど走るというコース設定にあった。

高速道路入り口

大会事務局の説明によると、その原因は次のようになる。

マラソンコースの距離の計測は、「自転車計測 およびワイヤー計測によるものとする」と規定にあるのだが、

事前の計測時に、自転車で首都高を走れず、図面から距離を測っていたというのだ。

42.195キロの刻印も

また、計測の際は、コースの最短距離を計測(道路端から30センチ)する ということになっている。

高速道路以外では事前計測をしたのだが、「コースの右折時に右車線走行ができなかった」と事務局は説明している。

つまり、最短距離の測定ができなかったわけだ。

全コースの自転車計測が行われたのは、大会当日。

その結果、186.2メートル短かったことが判明する。

私はタイムが目的ではないから、「まあしょうがない、話のタネにすればいいか」で済むが、自分のベストが出たランナーにとっては腹立たしいことに違いない。

「参加者にはメールでおわびをする」とニュースでは伝えていたが、まだ私のところにメールは来ていない。

最近、町おこしや観光の振興に結び付けようと、マラソン大会を開催する都市が増えている。

今回、参加者の中には、高い旅費を払って参加したであろう外国人もたくさん見かけた。

そうした人たちに、どのようにおわびをするのか。

こうした件での事後対応も、「おもてなし」のとても大事な部分だろうと思う。


近くの花の名所を走る

亀戸天満宮

春も近づき、梅の咲き具合を見に、亀戸天満宮まで走った。

入り口には「東宰府天満宮」と書いてある。調べると「東の大宰府」という意味だという。

「花の天神様」との文字に心惹かれる。

本殿前の紅梅・白梅

3月4日、本殿前の白梅は満開だったが、紅梅はまだ花の色も不十分。

同じ日、ニュースで紹介された湯島天神の梅と比べると、こちらの方が開花は遅れている印象だった。

塩原太助の灯篭

境内には、落語、講談、歌舞伎などでおなじみの「塩原太助」が奉納した灯籠がある。

塩原太助は江戸時代の豪商、木炭の粉に海藻を混ぜ固めた炭団を発明し、財を成したとウィキペディアに書いてある。

以前、両国近辺を走っていた際「塩原橋」に出会ったが、それは塩原太助に由来するとの説明があったことを思い出した。

灯籠近くにある梅の花も、まだまばらに咲いている様子だったが、ロウバイの黄色い花が春の訪れを告げていた。

太鼓橋

初夏、藤の花が満開になると、絵のように美しい太鼓橋。

今はまだ、華やかな色に乏しい。

隅田川左岸

こちらも、江戸時代から桜の名所として知られた隅田川沿いの道、

桜橋と言問橋の間の左岸を走っていると、菜の花が咲いていた。

鬼平情景「大川の隠居」

菜の花の近くに、こんな案内板が立っている。

「鬼平情景~みめぐりの土手」。

鬼平犯科帳の「大川の隠居」にこのあたりが登場するという。

「みめぐり」とは「三囲(みめぐり)神社」のことで、対岸から鳥居の上部だけが見えることで隅田川名所の一つだったという。

「大川の隠居」とはいったいどんな話か、ネットで調べてみた。

この話には「捕り物」はなく、犯科帳としては異色の作品だが、シリーズの中でも一番の作品だと評価する声もある。

「大川の隠居」とは、隅田川に住みつく巨大な鯉のことだが、鯉がこの話の主人公ではない。

話の中心はかつて盗人の老船頭、その役を大滝秀治が演じたテレビ番組を、検索して見ることもできた。

案内板の最後にはこんなふうに書かれている。

「平蔵が亡父遺愛の銀煙管に煙草を詰めるところで 実に小気味のよい結末となります」

一体どんな話なのだろうと思わせる、実にうまい書き方だ。

そして池波正太郎の描く作品世界に足を踏み入れると、江戸時代の大川端が目の前に浮かんでくるようにも思える。

隅田川近辺には、この他にもいくつか「鬼平情景」の立札が立っている。

池波正太郎の作品を上手に使ったユニークな歴史案内だと感心している。

隅田川左岸

江戸時代から桜の名所だった隅田川。

画面左に見える橋は「桜橋」。

花の頃は、隅田川両岸のサクラを愛でる人たちで賑わう。

今年も3月末の開花予想だが、果たしてどうなるだろう。

小松川千本桜、河津桜

こちらは、最近よく走る荒川の土手。

桜の名所の「小松川千本桜」、都営新宿線・大島駅から近い所にある。

バーベキュー場も、先ごろオープンになったが、まだ来場者を見かけたことはない。

だが、いつの間にか、河津桜が満開になっていた。

手前に見えるスイセンは、そろそろ花期も終わりに近づいてきている。

本格的な春も、もう間近。

「小松川千本桜」が本当に楽しみだ。
プロフィール

め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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