「大寒は春の始まり」~鷽(うそ)替えの神事

都心の大雪

24節気の「大寒」の頃は、一年で一番寒い時期だ。今年は1月21日だった。

24節気は、一年・12か月を24に分けた季節の指標だから、半月つまり15日ごとに節気が変わってゆく。

大寒の次の節気は2月初旬の「立春」だから、春の始まりはもうすぐだ。

その大寒が近づく1月18日、東京都心に大雪が降った。

この写真は、18日午前6時前の渋谷。人通りも少なく、短靴が雪に埋まるほどの積雪だった。

この後、交通機関は間引き運転したため、朝の通勤時は大混乱。

輸送力の大幅な低下で通勤客が駅の周辺にあふれる様子が、都内の各地で見られた。

荒川でシジミ漁?

そして、こちらは先日、荒川で撮影したもの。

河口から3キロほど遡上した地点で、何隻もの漁船が、真冬の寒さの中、漁を続けていた。

ネットで調べると、どうやら「寒シジミ漁」のようだ。

寒中の風物詩の一つといえるのだろう。

亀戸天満宮

そして、こちらもこの時期の風物詩。

天神様の「鷽(ウソ)替えの神事」。

1月24日に、亀戸天満宮を訪ねた。

鷽

これが鷽。スズメ科の鳥で、春に桜の花やつぼみを食べている姿を見かけたことがある。

ウィキペディアによれば、鷽の字が學の字と似ることから、学問の神様・天神様とのつながりが深いと考えられているという。

「鷽替えの神事」というのは、木彫りの鷽を神社で買い求め、昨年購入した鷽の木彫を神社に納めるという行事だ。

亀戸天満宮のホームページには

「鷽は幸運を招く鳥とされ、毎年新しい鷽鳥に替えると、今までの悪しきこともウソになり、一年の吉兆を招く」と書かれている。

本殿前の梅

本殿の前の梅は、まだごく一部しか開花していなかった。

受験シーズンとあって、梅の下に掲げられた合格祈願の絵馬は、満員電車のように込み合っている。

横のテントは長い列

本殿横のテントには、木彫りの鷽を求める人たちが長い列を作っていた。

鷽のお守り

「うそ守り」「うそ土鈴」等々。

お守りとしてはたいへんユニークなネーミングだが

社務所にも多くの人が列を作っていた。

船橋屋のくずもち

帰りには、船橋屋の「くずもち」を買う。

創業は文化2年(1805)とのことだから、211年もの長い間、亀戸天満宮の名物として親しまれてきた。

たぶん、「ウソのない商い」を続けてきたから、ここまで長い歴史を歩んできたのだろうと思い、家に帰ってから家族で食した。

怪しいポスター

そして、こちらは浜松町の近くで、最近見かけたポスター。

何か、怪しい感じはしませんか。

「超ハイクラスなご婦人の日常生活のサポートで、高収入可能」と書いてある。

早速調べてみる。

案の定、「入会金を払った後、連絡が取れなくなった」などという被害が寄せられているという。

”悪しきことをウソとする幸運の鷽ではない「たちの悪いウソ」が、私たちの身の回りにはたくさんある”ということを

 どうぞお忘れなく。




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め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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