「富山マラソン2015」を走ってきた

マラソンポスター

富山県で開かれた「富山マラソン2015」を走ってきた。

北陸新幹線が金沢まで開業したのを記念して、今年初めて開かれたものだ。

実は金沢でも、このマラソンから2週間後に新幹線の開業を祝って「第一回の金沢マラソン」が開かれる。

実は私は、北陸での暮らしが合わせて14年にも及び、いずれの県にも愛着があって両方の大会にエントリーしていた。

その結果、金沢のほうは抽選で落選。こちらに参加することになったのだ。

スタートは高岡古城公園

富山マラソンのスタートは、県下第二の都市・高岡市。

高岡市は、”加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち”として、文化庁が認定する「日本遺産」の町の一つに選ばれている。

在来線の車両に藤子不二雄さんの絵が

スタート地点の高岡古城公園近くを走る在来線の車両には、この町とゆかりの深い漫画家・藤子不二雄さんの作品に登場するキャラクターが描かれていた。

警察犬が不審な荷物をチェック

走る前に着替えなどの荷物を預けるのだが、その中に不審なものがないかどうか、警察犬が活躍していた。

安全に運営するために、大会の裏側で尽力する方たちの取り組みに感謝する。

そして、間もなくスタートだ。

高岡大仏の信号で止められた

これまで数多くの大会を走ってきたが、今回初めての珍しい体験をした。

それはここ、高岡大仏を望む交差点での出来事だった。

高岡大仏は、高岡銅器など鋳物生産で知られる高岡市の観光スポットの一つ、

そこで、なんと「赤信号」で止められてしまったのだ。

ふつうは、大会に合わせて車両規制をして信号は消えているのだが。

歴史的な街並みが素敵だ

街道筋には、土蔵造りの家々が立ち並び、歴史を感じさせる。

この建物は、前田利家のころから伝わる曳山(御車山・みくるまやま)などを紹介する建物のようだった。

コース沿道には、何台もの華やかな御車山が曳きだされ、ランナーにエールを送ってくれていた。

有森裕子さん

走り始めておよそ5キロ地点、折り返しのランナーで込み合う道路の真ん中で、大きな声でランナーを励ます声が聞こえた。

有森裕子さんだった。

道の両サイドを走るランナーとハイタッチをしていた。

私はゴール直前、富山市で同じようにランナーを元気づけていた有森さんと再び出会い、ハイタッチをしてもらった。

この場所以外でも、たくさんのランナーにパワーを与えていたのだろう。

富山県の民謡で応援

沿道の応援はとても熱心だった。

このグループは歌での声援。

歌は、確か「こきりこ」だった。
私も走りながら、その一節を一緒に口ずさんだ。

海王丸

立川志の輔さんの故郷・射水市に架かる「新湊大橋」を走る。

水面からの高さが40メートルを超える橋の上から、「海の貴婦人」と呼ばれる帆船・海王丸が見えた。

この日は総帆展帆・・・・すべての帆を展開して、ランナーたちを迎えてくれた。

青空のもと、白い帆がまぶしかった。

獅子舞の宝庫・北陸

北陸には、様々な獅子舞が伝えられ、今も残っている。

獅子はライオンだから、日本にはそもそも生息しない動物だ。

それがシルクロードを経て日本に伝わり、日本というの風土の中で、今日のような形となって伝承されてきたのだろう。

今からちょうど20年前の1995年、富山県五箇山と岐阜県白川郷が世界文化遺産に指定されたとき、

五箇山の合掌集落で獅子舞が地区を練り歩いていたことを思い出した。

万葉人の応援も

こちらの人たちの扮装は、万葉人をイメージしたもの。

万葉集を編纂した一人ともいわれる大伴家持は、この地ととても縁が深いことに由来している。

というのは奈良時代、家持が29歳の時、越中国司に任命され、現在の高岡市伏木で5年間暮らしていたからだ。

万葉集の中に、家持が越中で詠んだ歌は220首余りもある。

このため、高岡市では毎年秋、万葉集全20巻を朗唱するなどの「高岡万葉まつり」が開かれている。

流鏑馬の馬も

こちらは、地元神社のお祭りで、流鏑馬に参加するお馬さん。

係りの人に尋ねると、「ランナーの応援のためにやってきた」のだと話していた。

フル300回達成

この人のタスキには「フル完走300回達成」と書いてある。

この方が70歳以上であることは間違いないだろう。

家に帰って、参加者データを見ると、フルマラソン、2キロ、3キロ、5キロの部を合わせて、80歳代の参加者は8人、

70歳代は177人となっている。

この方が、仮に今80歳として、20歳から走り始めたとすると、

その60年の間に300回のフルを走るには、年間5回もフルを走らなければならない。

大変なことだ。

ちょうどこのころ、携帯に北海道の友人から電話が入った。

30キロを過ぎて肉体的に一番つらく、歩き始める人も多くなる距離だ。

電話は「ブログの更新が少ないので心配してた」とのことだった。

心配をかけて申し訳なかったが、胸突き八丁のところで電話をもらい、元気をもらうことができた。

正面に立山連峰

ゴールの富山市が少しずつ近づいてきた。

秋晴れの正面に、立山連峰がくっきりとその姿を見せている。

大会の関係者が、「立山、その左に劔岳。こんなにはっきり見えるのは珍しいよ」と声をかけてくれる。

金さんも疲れた

前を行くのは、どうやら「遠山の金さん」。

疲れたようで、歩き始めていた。

こんな扮装をしていると、沿道から盛んに応援の声がかかる。

仮装する人の強みはそんなところにあるのだが、この辺は田んぼが多く人は少ない。

このゼッケンも力になった

これは私のゼッケン。

こうして、ゼッケンに自分の愛称を書いてもらうことができる。

このおかげで沿道の人から、何回も 「かっちゃーん 頑張って!」と声をかけてもらった。

とてもうれしかった。何か子供のころに帰ったようだ。

そのたびに元気をもらい、「ありがとう」と大きな声を返して、歩みを進める。

ゴールへ

「明けない夜はない」、「ゴールのないマラソンもない」

ということで、ついにゴールがやってきた。

今回も足指の一部に血豆ができ、まだ痛みが残るが、

「フルマラソンを走れたありがたさ」を味わうことができた。

「感謝、感謝」。


次は、来年2月の「世界遺産姫路マラソン2016」だ。











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プロフィール

め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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