女躰神社~川崎

JR川崎駅周辺地図

川崎に用事があって出かけた。

予定より早く着いたので、JR川崎駅前にある地図を見ていると、駅の近くに珍しい名前の神社があった。

「女躰神社」と書いてある。地図の右下の所だ。

アルファベットで NYOTAI JINJAとあるから、読み方は「にょたい じんじゃ」だと分かった。

なんだか、なまめかしくもある。

帰りは、川崎から家まで走って戻るつもりでランニングの恰好だったから、その足で神社を訪ねてみることにした。

鳥居の前

西口からすぐ近くの所に、女躰神社はあった。

訪ねたのは4月7日、ちょうど小学校の入学式の日だったのだろう。

新一年生と思われる子供と、お母さんらしい女性がお参りに来ていた。

狛犬も親子

神社の名前からして、豊穣、子孫繁栄、安産などにご利益があるのかと思って境内に入る。

狛犬も親が子を守るようなデザインになっていて、狛犬からは母性のようなものを感じた。

狛犬の近くには「やなせ たかし」さんが描いたアンパンマンの大きな絵馬もあった。

東日本大震災の復興に協力したいと、やなせさんにお願いしたものだとの説明が書いてあった。

神社の由来

神社の由来には、こんなふうに書かれてあった。(概略)

「(この付近は)多摩川のほとりのため、降雨のたびごとに多摩川の土砂(が)堆積し、洪水で流域が変化して大きな災害を蒙り、農耕が不可能な状態になった。その時、

一人の女丈夫が水中に身を投じて、一身を犠牲に供せられたことで住民は安堵、農耕に励むことが出来る様になった。

これも女丈夫の偉大なる御徳のおかげと敬慕し、その偉業を称えて後世に伝えるため、一祠を建立してその御霊をお祀りした」

のだという。

どうもこの説明では、この神社の由来にまつわる女性が、一体どんな女性であったのかよくわからない。

従って、残念ながら説得力もあまり感じられなかった。

神社本殿の額

そこで家に帰ってから、似たような神社はないものかとネットで「女体神社」で検索してみると、さいたま市緑区に「氷川女体神社」という神社が見つかった。

ウィキペディアによると

氷川女体神社の祭神は「クシナダヒメ」、スサノオの妻で「稲田の女神」と解釈されると書いてある。

そして近くにある氷川神社の祭神は「スサノオ」で、こちらが「男体社」とし、男女二神を対にして祀る神社が関東には多いらしい。

子孫繁栄や豊かな実りを祈るものだろうか。

若宮八幡宮

そこで思い浮かべたのは、以前知人から聞いた川崎市内の神社で行われる奇祭だった。

それは、川崎駅から東に3キロ余り、若宮八幡宮境内にある金山神社の「かなまら祭」だ。

男性をかたどった祭神をのせた神輿などが街を練り歩くことで知られる。

祭りの新聞記事を見ると、川崎宿の飯盛り女たちが性病除けの願掛けをしたことが由来とされ、近年は奇祭として国際的に知られるようになり、毎年多くの外国人観光客が訪れるという。

ネットを見ると、祭りの写真が多数載っているが、まさに性風俗満載の「奇祭」といえる。

「女躰神社と金山神社とは、何らかの関係があるのではないか」との考えも浮かぶ。

しかし、その考えに何の根拠もない。

関係がありそうだとする記述も、ネット上には見当たらない。

でも、何か面白そうでもある。

興味のある方、一つ調べてみても面白いかもしれない。


「かなまら祭」が行われるのは、毎年4月第一日曜日、

今年は4月6日だったから、ちょうど私が川崎を訪れた日の前日だった。

忘れなければ、来年、訪ねてみることにしようか。
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め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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