市川団十郎家の墓

団十郎家の墓

この日は、東京・港区の青山霊園にある市川団十郎家の墓を訪ねた。

1月3日、民放テレビで”当代の傾奇者”として市川海老蔵を紹介していたが、その中のお墓詣りのシーンがとても印象的だったからだ。

12代の墓誌

市川海老蔵の父・12代市川団十郎の名が墓碑に刻まれていた。

平成25年2月3日に亡くなっているから、間もなく丸1年になる。

行年は66歳。

海老蔵 初春歌舞伎

今年1月、市川海老蔵の舞台を見る機会があった。

演目は「壽三升景清(ことほいで みます かげきよ)」。

歌舞伎のプログラムに書かれた解説よれば、

「景清」は、平家物語の登場人物の一人で、平家滅亡後も源氏打倒を胸に秘め、数々の伝説的なエピソードが語り継がれてきた”反逆の英雄”。

「景清」の波乱に満ち、謎の多い人生は、能や浄瑠璃にも取り上げられているが、7世市川団十郎が選定した「歌舞伎十八番」の中の、「関羽」「景清」「鎌髭」「解脱」も景清を主人公にしたもの。

今回の演目は、市川団十郎家に伝わる「歌舞伎十八番」のうち「景清」を主人公にする4つの演目を、通し狂言としてまとめたものだ。

そして、演目の題名にある「三升」とは市川家の紋だから、

市川家に伝わる「歌舞伎十八番」の継承と復活に取り組むという、海老蔵の姿勢を表明したものといえる。

海老が描かれた幕

この幕には「海老」が描かれている。

10年前、海老蔵の襲名を祝って12代団十郎が描いたものだそうだ。

成田山のお札

そして、舞台の上部には、成田山新勝寺の「おふだ」が掲げられていた。

初代団十郎が、成田山に子宝祈願をして子供を授かったことから深く信仰することになり、

屋号の「成田屋」も、その縁から来ているという。

海老蔵が作ったお墓

団十郎家の墓所に立つ新しい墓石は、海老蔵が作ったものであるとTV番組の中で紹介していた。

墓石の左右にある墓碑には、今は12代団十郎の名前が刻まれているだけだが、海老蔵は「ここには、自分の代とその子供、さらに24代までの名前を刻むことができる」と話していた。

その言葉の裏には「市川団十郎家として、これからもずっと歌舞伎を後世に伝えてゆく」決意のようなものが感じられた。

「成田屋」のウェブサイトを見ると、

今年4月に、京都で、海老蔵特別公演「源氏物語」を行うと書かれている。

その中身の詳細は不明だが ”メトロポリタンオペラで活躍の歌手と共演”とあるから、これまでにない意欲的な取組のような感じがする。

13代団十郎”心得”は、おもしろい存在になりそうだ。

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め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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