いつ訪ねても美しい~皇居東御苑


江戸城天守台

紅葉の季節に合わせて、今年も皇居東御苑を訪ねた。

これは、江戸城本丸跡にある、天守台。

この石組の上に建てられた天守閣は、1657年の明暦の火事で焼け落ちて以来、再建されることはなかった。

しかし、2020年の東京オリンピックが決定して以降、天守閣の再建を目指す会の活動が、ニュースでも大きく取り上げられるようになった。

「江戸城天守を再建する会」は平成16年にスタート、

この石組の上に、天守閣を総木造で忠実に再建すれば、首都東京のシンボルになり、日本を代表する「国の宝」になるとして、再建の賛同者を集めようと運動を続けている。

週刊朝日の記事よれば、再建費用は400~500億円で、東京駅の復元工事と同じ程度の費用がかかるとのこと。

賛同する声がある一方で、江戸城は歴史的な場所であり、現在は皇居の一角ということで、実現するまでには他とは違うハードルの高さがあると指摘する声もある。

実は、加賀百万石の金沢城は、私が暮らしていた当時に城の復元整備事業がはじまり、城の一部を復元して現在に至っている。

復元された金沢城

これは、復元された金沢城。今から10年前に撮影したもの。

前田氏の居城であった金沢城は、明治に入って陸軍が利用し、戦後は金沢大学のキャンパスとして利用されていた。

平成に入って金沢大学が城から転出し、金沢城の復元工事を徐々に進めながら、現在は金沢城公園として市民の憩いの場所になっている。

たびたび訪れたが、となりの兼六園と合わせて、とても歴史豊かな空間を作り上げているという印象を持っている。

はたして、皇居東御苑に天守閣は建つのかどうか。

フユザクラ

江戸城本丸跡の一角で、カメラを手に人が集まっていた。

白く咲いているの花は、桜のように見えたので近寄ってみると

フユザクラのアップ

やはり桜だった。

右手の、花をたくさんつけた木は「フユザクラ」。

毎年4月と、今頃の年2回、花をつけると書いてあった。

左の木は「十月桜」と云う品種だ。

これは何?

近くにある「果樹古品種園」で、おもしろい風景に出会った。

まだ若い木が、行燈の中に入ったようにも、薄絹をまとったようにも見える。

果樹古品種園

ここ、果樹古品種園では、江戸時代から栽培されていた品種が植えられている。

風防?

反対側にまわってみると、こんな具合。

和歌山原産の「サンボウカン」が、大きな果実をつけていた。

かんきつ類は寒さに弱いので、こうした防寒対策が必要のようだ。

二の丸庭園を見下ろすと

本丸にある展望台から二の丸の方を見下ろすと、雑木林の紅葉が見ごろとなっていた。

この道を先へ進むと、小堀遠州作といわれる二の丸庭園へと通じる。

二の丸庭園

二の丸庭園の池水は、江戸初期・小堀遠州が作った当時とほぼ同じ場所にあるが、

現在の庭園は9代家重時代の図面を基に復元されたものという。
昭和43年から一般に公開されている。

春夏秋冬、どの季節に来ても美しい風景を見せてくれる。

石垣と紅葉の組み合わせ

47都道府県の木が植樹された場所の近くでは、紅葉と石垣の組み合わせに、江戸城が数えてきた長い年月を感じた。

サザンカが満開

12月というのに、東御苑では、こんなに華やかな風景も見ることができる。

サザンカが、今を盛りと咲いていた。

ピンクの花は「乙女サザンカ」、白い花は「富士の峰」という品種であると書いてあった。



ご覧いただいたように、皇居東御苑は、いつ訪ねても美しい花と庭、そして石垣などの見事な築城技術を見せてくれる。

時間があれば何回でも訪ねたい場所だ。
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プロフィール

め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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