大名庭園に負けない紅葉~日比谷公園

日比谷公園の絵葉書

これは、日比谷公園を描いた明治時代の絵葉書。

江戸時代、日比谷公園のあたりは、大名屋敷が立ち並んでいた。

明治になると、はじめは陸軍の練兵場になっていた。

のち、この付近に官庁の建設が計画されるが、もともとは入江を埋め立てた土地であったため地盤が悪く、不向きと判断される。

そこで、この地を東京を代表する公園として整備することになり、

明治36年、日本初の西洋式庭園として開園した。

はがきに描かれているのは、日比谷公園の「雲形池」の周辺。

雲形池

この雲形池は、ドイツの庭園を手本に作られ、

今も絵はがき当時とあまり変わらず、開園当時の姿が残っている。

実は、この日は、皇居東御苑の紅葉を見ようと走ったのだが、休みだった。

「皇居東御苑は金曜日と月曜日が休み」というのを、忘れていたのだった。

そこで皇居からの帰り道、あまり期待しないで日比谷公園の紅葉を訪ねることにした。

いつもなら雲形池までは行かないのだが、この日は、せっかくだからと少し足を伸ばしてみた。

陽を受けた紅葉

午後2時半過ぎ、ちょうど陽が傾きはじめた頃。

池の周りの紅葉が、美しく西日に染まっている。

陽を受けた紅葉を裏側から見ると、なんとも鮮やかだ。

私は盛んにシャッターを切っていた。

あずまやのまわり

絵はがきにも描かれている「あずまや」も、こんなに美しかった。

ヤマモミジに見入る

あたりはたくさんの人たちが訪れ、手に手にカメラをもって、盛んに幻想的な光景を写していた。

幻想的な赤

私はカメラを手に、少しずつアングルを変えながら写真を撮っていたが、

そうこうするうちに、いつの間にか、池の周りを2周していた。

そして思った。

「この美しい色合いは、どこかで見たことがあるぞ」

「そうだ、ステンドグラスだ」

と思った。

太陽光線に透かされた「輝く赤」が、なんとも幻想的な光景を作り出している。

ヨーロッパの教会のステンドグラスにも負けてはいない、と思う。

stained glass   着色されたガラス     ならぬ

stained grass   着色された葉(但し、これは細長い葉で、leafの葉とは違うけどお許しを)だった


そして、それは都内の名だたる大名庭園にも負けない素晴らしい紅葉だと思った。

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め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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