新島襄の生誕地

小石川後楽園

京都の紅葉を見たあと、都心の紅葉を見ようと走って訪ねたのは「小石川後楽園」。

徳川光圀(黄門)のころに完成した水戸藩の名園だ。

去年、紅葉のころに訪ね、京都にも負けない見事な景色を堪能した。

去年は12月になって訪れたのだが、今年は11月下旬の訪問で、見頃には若干早かったようだ。

更に、園内では、各所で工事が行われていて万全ではなかったが、それでも天下の名園に恥じない紅葉の風景が楽しめた。

ちょうどこの写真では、池の魚がジャンプしていた。

アップにしてみるとこんな具合。

魚が跳ねる

魚も水面から伸び上って、紅葉を鑑賞しようとしているようだ。

紅葉

太陽の光を浴びた紅葉が、きらめいて美しかった。

皇居内堀沿いの緑地

後楽園を後にし、次は皇居の方に向かう。

内堀沿いの皇居外苑では、黄葉と青空のコントラストが絶妙だった。

日比谷通り

そして日比谷通りへ。

帝劇から明治生命館前のイチョウも黄色く色づき、通りを隔てた柳の緑と対になった風景が面白い。

学士会館

そして、皇居の周辺、一ツ橋付近の学士会館前を走っていると

会館の横に碑が建っていて、女性がじっと見つめている。

近くによって写真を撮るとこんなふうだった。

新島襄生誕地

碑には

「天保十四年 新島襄先生 生誕之地
            門人 徳富正敬」とある。

新島襄は、上州安中藩の江戸屋敷のあったこの地で生まれている。

新島襄誕生地の碑文

門人 徳富正敬とは、新島の同志社英学校に学び、明治期の弁論人として盛名をはせた徳富蘇峰のこと。

碑の横に書かれた説明には、次のように記されている。

”京都同志社の創立者 新島襄先生は、1843年(天保14年)上州安中藩主 板倉伊豫守の江戸藩邸に誕生せられた 先生は幕末における国家多難の際、我が国の前途をうれい キリスト教の信仰と海外事情研究を志して 21歳(1864年) 函館よりひそかに脱国,米国に渡航し(一部略)キリスト教文化の根本を体得せられた。

母国日本の隆盛を図るためには、単に法律、政治、経済の改革のみによって達せられるものではなく、人民の一人一人が「知識あり、品位あり、自ら立ち、自ら治め」うるものであり、「良心の全身に充満したる丈夫」となることによって、その目的を達しうるものであることを痛感せられた。

留学10年、1874年(明治7年)帰朝、翌75年11月29日、京都に同志社を建て、キリスト教をもって徳育の基本とした教育のために、その生涯を捧げられた”

新島と八重

ちょうど今、大河ドラマ「八重の桜」で新島襄の人生が紹介されているところ。

碑文に見入っていた人は、そんな背景もあって、熱心に見入っていたのかもしれない。

ウィキペディアを見ると

新島襄の本名は 新島七五三太(しめた)だったが、アメリカへの渡航中の船長からJoeと呼ばれて以降、「じょう」と名のったという。

新島襄がアメリカで入学した名門のアマースト大学では、後に札幌農学校で教えることになるウイリアム・スミス・クラークから化学の授業を受けている。

クラークにとって襄は初の日本人学生であり、この縁からクラークは来日することになったと書かれていて、このあたりのつながりも興味深い。

ウィキペディアに、新島襄とその妻・八重の写真があった。

新島襄は、アメリカの友人への手紙に
「彼女は見た目は決して美しくありません。ただ、生き方がハンサムなのです」と書いたとのこと。

研究社の英和辞書には、女性にハンサムという場合は

「大柄で魅力的な、押し出しの良い」という意味合いだと記されている。

襄にとって八重は、自立する心を持った魅力的な女性であったことがうかがえる。


さて同志社が設立されてから、今日11月29日で、ちょうど138年。

今回偶然、大河ドラマの放送中に、新島襄の誕生の地を知らせる碑に出会った。

そして、その場所が学士会館の敷地内というのも面白い。

というのも、学士会館は、北大、東北大、東大、名古屋大、京大、阪大、九大の旧七帝大出身者の親睦と交流を目的とした施設。

私学を代表する大学の一つ・同志社の創立者が生まれた場所が、今は学士会館になっているところに、歴史のいたずらのようなものを感じたのだった。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
スポンサードリンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR