祭りの人気者~ゆるキャラ

日本橋・京橋まつり

この日の目的地は、お江戸日本橋。

毎年、秋のこの時期に「日本橋・京橋まつり」が開かれ、全国各地の伝統的な祭りや踊りのパレードなどが日本橋を中心にして開かれている。

今年で41回目を迎えるが、今年はこれまでになかった要素がパレードに加わった。

ゆるキャラのパレードも

それは、今や各自治体の観光PR・街おこしのための「戦略ツール」といっても過言ではない「ゆるキャラ」。

全国から、30近いキャラクターが集結し、沿道のひとたちに愛嬌をふりまき、パレードのあとには写真撮影会も開かれた。

輪島のキリコ

2015年には、北陸新幹線が金沢まで開通することもあって、パレードには、「能登キリコ祭り」の奉燈も参加。

若衆が元気に奉燈を担いで、都心を練り歩いていた。

同時に、石川県内各地の「ゆるキャラ」も、このイベントに集結していた。

石川県のキャラクター

3つ並んでいる石川県ゆかりのキャラクター。

一番左は七尾市の「とうはくん」。

真ん中が、この日初めて都民に披露された、石川県の「ひゃくまんさん」。

右が小松市の「カブッキー」。

それぞれの由来が何処から来ているのか、おわかりだろうか。

七尾市の「とうはくん」については、私も石川県に6年も住んでいたのに名前の由来がわからず、付添いの担当者に尋ねてみた。

すると、これは七尾に生まれた安土桃山期の画家・長谷川等伯から来ているとのこと。

松林図屏風

因みに、これは長谷川等伯が描いた、国宝の「松林図屏風」。

近世水墨画の最高傑作とされ、作家の五木寛之が「日本美術の中で一番好きな作品だ」と美術番組の中で語っていたのを見た記憶がある。

「とうはくん」は、長谷川等伯没後400年にあたる2010年に誕生したとのことだ。

ひゃくまんさん

そして、石川県のイメージキャラクターの「ひゃくまんさん」。

「加賀八幡起き上がり」がモチーフとなっている。

加賀百万石を思い浮かべる名前で、デザインには加賀友禅が取り入れられ、金箔も貼られている。

このキャラクターについては、「8月に開かれた石川県議会で疑問や批判が続出、質問にあたった県議10人のうち評価する意見は殆んどなかった」との記事が地元紙のニュースサイトに載っていた。

従って県民の関心も高いのだろう、この日も地元テレビ局が複数、取材に訪れていた。

議会で石川県の知事は「奇抜なデザインでいい」と答弁したそうだが、果たして、都民の目にはどのように映っただろうか。

会場には奈良の「せんとくん」の姿もあった。

「せんとくん」も発表当時は賛否両論があったが、そのせいで知名度が大いに上がるという結果となった。

はたして、「せんとくん」の例のように、この論争が知名度の向上に結び付くのかどうか。

カブッキー

そして、小松市の「カブッキー」の由来は、小松市に歌舞伎「勧進帳」の舞台となった「安宅関(あたかのせき)」があったことによる。

小松は、毎年5月に全国子供歌舞伎フェスティバルを開いて、歌舞伎の町として街をアピールしようと力を入れている。

撮影会スナップ

各地から集まった「ゆるキャラ」が、二列に並んで、カメラマンにポーズ。

周りには、一緒に写真をとろうと、小さな子供を連れた家族連れが、多数集まってきていた。

最近は「ゆるキャラ」が大変な人気。

ヒコニャン、クマモン、ふなっしーなどが、度々マスコミで取り上げられ、自治体の知名度アップに貢献している。

これを書いているときにも、熊本県の「クマモン」が天皇・皇后お二人の前でダンスを披露したとの話題が紹介されていた。

自治体のみならず、団体・組織、イベントなど様々な場で、マスコットキャラクターが、とても重要な役割を果たしている。

そして今、まさに「ゆるキャラ戦国時代」といってもよいように、続々と「ゆるキャラ」が誕生している。

そんな中で、どんなキャラクターが人気者になってゆくのか、

そしてその中から、一体どんな文化が生まれてくるのか、楽しみにしたい。
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プロフィール

め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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