達成!「地球一周分のラン」

ジョギングを始めて今年で27年目になる。
そして今年10月10日、49年前に東京オリンピックの開会式が行われたスポーツゆかりの日に、走行距離4万キロを達成した。
4万キロというのは地球1周分の距離で、走り始めた当時からの目標だったが、ついに達成できた。
走り始めたのは、我が子の運動会で走った際に足がもつれ、これはいかんと思ったことがきっかけだった。
以来ずっと走り続けているが、暫くの間は年間で800キロ程度、月間では60キロほどの走行距離だった。
その後は少しずつ距離が伸びたとはいえ、仕事に追われ、月に100キロ走るのが精いっぱいだった。

走行距離が大幅に増えたのは退職後だった。
お金がかからない上に健康にもよいので、「走り」が生活の中心となり、年間の走行距離は3000キロ前後にも増えた。
そして、その練習量をバックに、還暦の歳からフルマラソンに挑戦をはじめた。

福島県内で行われた60キロ余りのウルトラでは、10時間の制限時間ギリギリにゴール。
大きな達成感を味わうことができた。
しかしその帰り、最寄駅から家まで歩くのがままならず、足を引きずってたどり着いたことを懐かしく思い出す。
この時は、両足の親指が「血まめ」になり、しばらくは「ペディキュア」をしたようになってしまった。
フルマラソン以上のレースの挑戦は、来月の神戸マラソンで10回目を数える。
走る時はいつもカメラを離さず、出会った風景を記録してきた。
そして、その様子をこうしてブログに書くことで、「走る」力にすることができた。
その副産物として、走った日本各地の素晴らしい風景を写真に収めることができ、それらは私の大切な宝となっている。
その中から、四季ごとに一枚の写真をご紹介しよう。

春。桜の美しい風景に各地で出会っているが、これは桜の下で春眠をむさぼる若人の写真。
ここは江東区・門前横丁に近い大横川、桜の名所だ。
近くの東京海洋大学のボート部の学生たちが、満開の桜の下で気持ちよさそうに眠っていた。
「季節の春と人生の春」、二つの春を感じたことで印象深い。

夏。7月、夕立のあと虹があらわれた。
隅田川沿いの風景が美しかった。

秋は富士山。
去年11月、富士山マラソンを走りながら撮ったもの。
こんな美しい景色が見えると、走る力をもらう。
疲れを忘れて、元気になるから不思議だ。

冬。金沢城・石川門近くの冬景色。
走っているときに雪が激しくなった。
とても幻想的だった。
走っていると、いろいろな風景に出会えるので、疲れを忘れさせてくれる。
だから、走る時にカメラは欠かせない。
最後に、「4万キロ達成」の追記をひとつご紹介したい。

「4万キロ達成」の翌日、「みなと区民まつり」に立ち寄り、福引を引いたところ、なんと一等賞に当選。
ごらんの自転車が当たったのだった。
生まれてからこの方、宝くじをはじめ抽選で1等賞をとったことなど一度も無かったのに。
そんなことでこの幸運は、「走りの神様」からのご褒美なのかもしれないと、思ったりもしている。
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