友人が67歳でシャンソン歌手にデビューした

ライブの看板

中央線・西荻窪駅近くのライブハウスの前。

友人の、初ライブのチラシが貼ってあった。
シャンソン歌手としてのデビューのステージだ。

小学校時代の仲間4人で、聞きに行った。

会場は満員

会場は満員の盛況、空いている席はない。30人は集まっている。

今夜の主役は、黒の衣装に身を包んで右に写っている。
ライブに集まった人に声をかけてまわっていた。

このライブのために1年以上前から準備を重ねてきたという。

彼は、つい最近まで、放送局で音楽番組の製作に携わってきた。

この日、集まったお客の中には、著名なクラシック歌手をはじめ、プロとして活躍する音楽家も多いという。

堂々と歌い始めた

夜7時過ぎ、ライブが始まった。

なぜ歌い手を目指したのかなどを、曲目を紹介しながら語る。

きっかけは、仕事で様々な歌い手に会い、様々な歌を聞くうちに、「自分だったら、もう少し違う表現をする」と思ったこと。

「勿論、プロの凄さを知っているし、簡単なことではないことも知っている」と付け加えた。

自分なりの解釈、表現で歌ったみたいという気持ちが、その高い壁に向き合ってみたいと思ったのだろう。

ロシア出身のエカテリーナさんがゲストで歌った

ロシア出身の歌手・エカテリーナさんも会場に来ていた。

「NHKみんなのうた」で、2005年「古いお城のものがたり」2008年「ホッキョクグマ」を歌った人だ。

この日は、「百万本のバラ」と日本語による「五木の子守唄」を歌った。

特に「五木の子守唄」は、日本の山里の暮らしを、美しい声で心豊かに表現していて感心した。

「日本人がシャンソンをうたうこともできる」

私は、そう思って聞いていた。

プログラム

この日のプログラムは、全10曲。

日本語で歌うのは、美空ひばりの熱唱で知られる「愛燦々」だけ。

あとは、全てフランス語で歌う。

歌の心をつかむため、フランス語の歌詞をとことん読み込み、時代背景なども自分が納得するまで勉強してきたと語る。

ただ、日本語で歌う「愛燦々」にしても、歌うにはハードルが高い、難しい曲だ。

この日会場に来ていた日本有数のメゾソプラノ歌手の人も、この曲をカバーしていてるとの前説でこの歌を歌った後、彼は一言

「〇〇さんより、うまく歌わないように気を遣いました」

人生を歌うシャンソン、

そのシャンソンを歌うのに十分な、人生の年輪と度胸とユーモアを重ねてきたのが見えた。

ライブのチラシ

人生の残り時間をどのように生きるか。

これまで仕事に追われて、できなかったことに挑戦する姿に、私も刺激を貰った。

10曲目に歌った「そして今は」、野太く力強い歌声が会場に響いていた。

ライブが終わった後、彼はライブハウスのマスターに

「何か機会があったら、是非声をかけてほしい。ぜひ歌わせてほしい」と話していた。

これからの活躍を祈る。
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プロフィール

め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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