大型客船は通れません

大型船の出航

5月8日、この日もレインボーブリッジの上を走っていると、晴海の客船ターミナルを出航し、外洋に向かう大きな客船が見えた。

その船はゆっくりと、こちらのほうに近づいてくる。

ふじ丸

かなり大きい船で、船名を見ると「ふじ丸」と書いてある。

家に帰って調べると総トン数は、2万3千トン余り。

全長は167mもあり、後ろに見える隅田川の観光遊覧船とは比較にならないほどの大きさだ。

はたして、橋の下をどの程度の余裕をもって通過するのか、見てみることにした。

手を振る人

橋の真上から見ているので、どれほどの余裕があるのかわからなかったが、

それほど余裕があるようにも思えなかった。

船上で、こちらに向かって手を振る人の顔がよく見えた。

アジア航路最大の客船

さて、この船は、上海を母港にするアジア航路最大の客船・ボイジャー・オブ・シーズ。

約13万トンもある。

5月3日に東京を発ち、長崎・釜山を経由しての航海を終えて、8日に横浜港に帰ってきた。

ところが、読売新聞の記事によると、横浜ベイブリッジの下を通過することができず、橋の外側の大黒ふ頭に接岸したのだという。

実は、出発時も東京レインボーブリッジをくぐれないので、外側の大井ふ頭から出航している。

レインボーの高さは海面から52m

レインボーブリッジの、海面から橋げたまでの高さは52m。

横浜ベイブリッジは55mだ。

一方、ボイジャー・オブ・シーズの船の高さは64メートルもある。

因みにボイジャー・オブ・シーズの全長は310m、ふじ丸の約2倍もある。

レインボーブリッジは、設計当時、豪華客船の象徴であるクイーン・エリザベス2(全高52.2m)の通過を想定して、橋の高さを52mとしたという。

クイーンエリザベスは2008年に客船を退役するまで何回か日本を訪れたが、レインボー・ブリッジの下を通過することはなかったとのことだ。

その後、客船の大型化が進み、世界有数の大型客船のほとんどは、レインボーブリッジの下をくぐることはできないという。

シルバーシャドー

この船は2日前、5月6日に晴海客船ターミナルに係留していた客船「シルバー・シャドー」を撮影したもの。

総トン数は2万8千トン余り。

5月6日に東京を出航し、仙台、函館、釧路を経てアンカレッジまでの15泊の航海に向かった。

この船のデッキは7層になっていて、巨大なビルが海上に浮かんでいるという感じで、とても大きく見える。

ところが、こちらもボイジャー・オブ・シーズに比べ、トン数で4分の1余り、全長でも半分余りしかない。

世界の大型客船が、いかに大きいかがわかる。

レインボーの車道路

レインボーブリッジの中には、2本の道路が作られている。

見えているのは一般道路で、お台場から湾岸を通り、千葉方面とつながっている。

そして、この道路の上は首都高速道路となっていて、都心部の交通渋滞の緩和に大きな役割を果たしている。

そのレインボーブリッジの高さが現在のようになったのは、近くに羽田空港があることによる。

橋の高さに規制があって、余裕を持たせた設計ができなかったのだ。

都心の風景

というわけで大型客船で東京を訪れた方は、船上からこの東京港の景観を見ることはできない。

夜景もなかなか見事だから、ちょっぴり残念な気もする。

最後に、大型連休直前にレインボーブリッジから写した写真を一枚ご紹介したい。

放水訓練

この写真を撮影した時、実はレインボーブリッジの外側の大井ふ頭に「ボイジャー・オブ・シーズ号」が停泊していた。

一緒にこの放水を見ていた人は、「ボイジャー・オブ・シーズ号」を歓迎する放水に違いないと話していた。

しかし、私は、停泊しているところから少し距離があるので消防艇の訓練だろうと思うと話した。

家に帰って調べると、やはり新しく配属された消防艇の放水訓練だった。

東京消防庁は、このように東京港内で、海上での火災などに備えて放水訓練をしている。

単純な火災だけでなく、地震、津波などの際にも、活躍してもらわねばならない局面がきっとあることだろう。

その際は、是非、全力を尽くしてほしいものだ。

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め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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