観測史上最も早い開花~東京


標本木

3月16日、正午のニュースで、東京で桜が開花したと伝えられた。

東京管区気象台の桜の標本木は、千代田区の靖国神社にある。

今年もその様子を見に行ってきた。

本殿の手前、能舞台のすぐ横にある桜だ。それほど幹は太くない。

沢山の人たちが、桜の前で記念写真を撮っていた。

遠くから見ると、花は見えなかったが、近くによると5-6輪、花を開いていた。

昭和28年の観測以来、平成14年と並んで最も早い開花で、去年より15日も早いとのこと。

普通はおよそ1週間で満開を迎えるから、来週の土日が見ごろとなる。

例年にない早さの花見となるが、「これは3月に入ってからの高い気温によるものだ」とニュースで伝えていた。

早咲きが一部咲いていた

境内には、先の戦争で生き残った人たちが戦友の鎮魂のために植樹した多くの桜がある。

今は、早咲きの桜が僅かばかりの花をつけていた。

江戸城竹橋付近

皇居を周回するジョギングコースの竹橋付近では、こぶしの花が満開になっていた。

増上寺のしだれ桜

こちらは増上寺。

境内のしだれ桜が、知らないうちに満開となっていた。

例年、ソメイヨシノに先駆けて開花の時期を迎えるが、今年もその通りとなった。

猿回しの芸人さん

この日も、春の日差しがいっぱいに降り注ぐなか、境内では猿回しのお兄さんとお猿さんが、息の合った芸を披露していた。

タワーバック

今年も、いよいよ「春爛漫」の季節を迎えようとしている。

桜に因んだ句を調べていたら、こんなものがあった。

「逝く空に 桜の花が あれば佳し」

2001年4月14日に亡くなった三波春夫さんの作という。

入院中の三波さんが読み上げ、娘さんが書き取ったといい、三波さんの辞世と紹介されている。

三波さんの覚悟と、桜を愛する気持ちが伝わってくる。

辞世を残すというのは、素晴らしい文化だ。

そしてもう一つ、私には、やはりこの句が心に響く。

「散る桜 残る桜も 散る桜」

これは良寛さんの辞世だ。

私にとって、これほど優れたキャッチコピーは他にない。

命あるものは、いつかその終わりを迎える。

いまある命を大切にしなくてはと、桜を見るたび、考えさせられる。

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め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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