「梅」の春

この日は、都内の梅の名所、3か所を回ることにした。
まずは、芝公園へ。
すると、丸山古墳のすそ野で、シートを敷いて梅の花見をする人がいた。
ここで梅まつりが開かれたのは10日ほど前で、その時は花は殆んど咲いていなかった。
今は、全体で7分程度の咲き具合。
とはいえ、この日は気温も上がり、風も無かったから、絶好の花見日和。
遠目にも春を喜ぶ風情が感じられた。

次に行ったのは、皇居の梅林坂。
今年訪れたのは、これで3回目になる。
花は、やっと満開に近くなってきていた。

ここの特徴は、江戸城の見事な石垣と梅との調和だ。
石垣の模様とのコントラストが美しい。

見頃は、これから1週間ほどだろうか。
日本一の城での「観梅」、とても贅沢な気分を味わえる。

更に足を伸ばして、湯島天神へ。
「婦系図」の作者・泉鏡花の筆塚近くの梅も見ごろになっていた。

境内に通じる女坂の梅も、8分程度の咲き具合。
現代の「お蔦・主税」が、花の下を寄り添って歩いていた。

神社を出ると、おじさんと猫の「二人連れ」に出会った。
おじさんが、猫ちゃんに話しかけながら歩いている。
ワンちゃんに話しかけるような感じだ。
猫ちゃんの尻尾がピンと立っている。
春の散歩を楽しんでいるようだった。
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