1枚の写真~麻生家を巡る人々

青山霊園で

今回はこの1枚の写真をご紹介したい。

去年の12月8日に、青山霊園で撮影したものだ。

近代史に詳しい方、あるいは福岡県出身の方ならお分かりかも知れない。

右側の墓碑銘に、麻生太賀吉、和子の名前が見える。

両親

第92代内閣総理大臣、現在は副総理・財務大臣等の要職にある麻生太郎氏のご両親だ。

父・太賀吉は、九州の炭鉱王と呼ばれた麻生太吉の孫。

麻生セメント社長、九州電力会長を務めたほか衆議院議員を3期務めた。

母・和子は、吉田茂元首相の娘。

吉田茂

二人は、太賀吉がロンドンに留学していた時に白洲次郎の紹介で知り合ったという。

こんなつながりから太賀吉は、吉田茂の政治資金を捻出したほか、政界と財界の連絡役を務めたとウィキペディアには書いてある。

一方の和子は、明治維新三傑の1人・大久保利通の二男であり、戦前に政治家として活躍した牧野伸顕の孫にもあたる。

そして作家の吉田健一は兄。

太賀吉・和子の二人は熱心なクリスチャンで、墓には洗礼名が刻まれている。

麻生太郎

そして、その二人の間に生まれた長男が麻生太郎。
洗礼名は「フランシスコ」だという。

麻生太郎氏は私が福岡に暮らしていた昭和54年(1979)に衆院選に出馬して当選。

政治家になりたての頃をよく覚えている。

あの頃も、よく言えば気さく、悪く言えば軽率な物言いで、物議を醸すということがあった。

妹は、昨年亡くなられた三笠宮寬仁親王の妃・信子様。

次郎墓

太賀吉・和子夫妻の左に建つのは、太郎氏の2歳年下の弟・次郎の墓標。

昭和39年、東京オリンピックが開かれた年にヨットの遭難事故で亡くなっている。
22歳だった。

牧野伸顕

そしてこれは、太賀吉、和子、次郎 3人の墓からほど近いところにある「牧野伸顕」の墓。

大久保利通墓

更に、青山霊園には、牧野伸顕の父親で、以前も紹介した大久保利通の立派な墓もある。

個別の家族史が、日本の近現代史とそのまま重なるような麻生家。

名前は違うが、血縁関係のある人たちのお墓の近くに、麻生家の墓標は建っていた。

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め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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