ジョギング中のスナップ集①

中央区月島で見かけた「目撃者探しの看板」。
自動車事故ではなく、自転車と歩行者の人身事故の目撃者を捜そうというものだ。
事故当事者双方の話が食い違うからなのか、自転車が事故後に逃走したのか、その辺の事情は不明だが、
自転車の事故でこのような看板を見たのは、私は初めてだった。
近頃、歩道を走る自転車のマナーの悪さが指摘され、自転車による死亡事故などの重大事故が多発しているとの報道に時折接する。
警察庁のデータを調べてみると、去年、自転車と歩行者の事故で死亡した人は6人、自転車同士の事故では1人となっていて、ここ10年ほどは毎年10人近い人が亡くなっている。
また、自転車単独事故では、去年・平成23年が45人など、ほぼ毎年50人近い人が亡くなっている。
そういえば、舗道をジョギングしているときに猛スピードで走る自転車と遭遇して、怖い思いをすることが昔と比べると増えたような気がする。
自分も自転車を乗ることも多いので、気を付けなければと自戒している。
特に、事故データを見ると65歳以上の年配者との事故の場合、極めて死亡する確率が高いので注意が必要だ。

晴海の住友トリトンビル近くの動く歩道内で見かけたポスターだ。
「ランチのあとのヘルシー習慣」と銘打って、「食後に20分間ウォーキングをしませんか」というもの。
ポスターには「2500歩歩く」ということだから、歩幅70センチとして1750メートル、時速5.25キロと少し早足のペース。
ポスターには「毎回おすすめコースをご提案します」「年間7回参加するとランニングシューズ進呈」とある。
参加は無料とのことだし、楽しそうでもある。
自分の現役時代の昼休みは、どちらかといえば”モーレツ”社員が多かった時代で、このように健康管理を考えたイベントはなかったし、職場にそんな雰囲気も余裕もなかったように思う。

他方で、同じ動く歩道内にこんなポスターも見かけた。
こちらは「夜勉」。
月に1回、ビジネスライフを充実させる話を聞きに来ませんか、というものらしい。
昼も夜も、ビジネスマンに、様々な刺激を与えてくれるのは、結構なことというべきか。

こちらは、港区六本木ヒルズ近くにある中国大使館前。
気功の法輪功を学ぶ人たちが、抗議活動を続けていた。
「法輪功への弾圧を解消するには、中国共産党の解体が必要だ」と書かれた横断幕を掲げ、静かに大使館の方を見つめていた。
法輪功については、十分その内容について理解していない。
ウィキペディアによると、「中国の気功法。中華人民共和国国内で最も学ぶ人が多い気功法だとされており、その規模は一億人程度に及ぶと推計されている」とある。
そして、中国共産党が弾圧しているということに関して、こう書かれている。
「1999年以降、爆発的に増え続けた法輪功学習者の数を警戒した江沢民元国家主席が、「中南海事件」を契機に、1999年7月20日、彼自身の名により、公に法輪功学習者への弾圧を開始したと各所から報じられた。このとき彼は「当時、7千万人程度に及んでいた国内の学習者らが結託し、共産党を支持する人数を上回る大規模なグループとして、なんらかの政治的関与を行うのではないかと一方的に憶測し、恐れた」とも言われている。
2011年現在は中国国内での存在が一切禁止されており、キーワード「法輪功」をネット検索する事や、公の場で「転法輪」を読む、もしくは、同気功法を練習する等の行為は、公安から取締りの対象となる危険性がある」
これに対して、駐日中国大使館のホームページには、法輪功はカルト集団だとして次のように書いてある。
”「法輪功」とは、いったい何か。一口で言えば、中国の「オウム真理教」です。その教祖は現在アメリカにいる李洪志という人物です。「法輪功」も「オウム真理教」も他のカルト集団と同様ですが、教義や教祖への絶対服従と絶対崇拝を要求し、信者にマインドコントロールを施すのです。
中国政府は信教の自由を尊重します。しかし、他の国と同様に、カルト教団に対しては決して座視することは出来ません。国民の強い要望に答え、法に基づいてカルト教団である「法輪功」を取り締まり、厳しく打撃を与えることは、国民の生活と生命安全を守り、正常な社会秩序を維持するためなのです」
日本のネットの中で見る限り情報が限られていて、この法輪功問題の全体像は良く見えてこない。
なぜそれほど多くの人が法輪功の考えに共感し、その背景にどんな時代背景があるのか。
中国では不都合な真実は、マスコミやネットを規制して伝えない環境にあるのだから、真実は容易には伝わってこない。
1億人近くの人が関係する問題なのに、余りにも情報が少ない気がする。

天下の名園でカップヌードル。皇居東御苑の二の丸公園でのスナップだ。
天下の名園で、カップヌードルとは少しわびしくない?
いやいや、紅葉をご馳走に素敵な昼食だ。
こんな名園の近くで働いているのだろうか?
ここで季節を愛でながら昼食をとれるのは、なんともうらやましい。
さて、この風景を皆さんはどう考えるだろうか。
私は、このすべてが混ぜ合わさった複雑な心持で、この写真を撮ったのだった。
尚、東御苑の利用ルールを見ると、園内での飲酒は禁止されているが、飲食は禁止されてはいない。
但し、炊事や指定の場所以外へのゴミ捨て、騒音の発生などは禁止なのでご注意を。
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