名園の紅葉を見にゆく~新宿御苑


新宿門

名園の紅葉を訪ねるジョギング、今回は新宿御苑だ。

12月8日、新宿御苑の新宿門入口の前に着くと、イチョウの巨木からの落葉であたりは鮮やかな黄色に染まっていた。

ここは江戸時代、信濃高遠藩・内藤家の下屋敷のあった所。

明治に入って皇室の庭園となり、明治39年(1906)に新宿御苑が開園した。

以来106年が経過したが、その間の昭和24年からは「国民公園」として、一般に公開されるようになった。

国民公園とは、旧皇室苑池である皇居外苑、新宿御苑、京都御苑の3つの公園のことで、国が設置・管理している。

新宿御苑は、いつ訪ねても裏切られたことのない美しい公園だが、いったいこの時期はどんな表情を見せてくれるのか、楽しみに園内に入った。

日本庭園

日本庭園は、いつ訪ねても落ち着いた風情だ。

深い緑の間に紅葉の赤が、ごく自然に、見様によっては控えめに溶け込んでいる。

プラタナス

新宿御苑は「日本庭園のほかに、フランス式整形庭園とイギリス風景式庭園が巧みにデザインされた公園」とパンフレットに紹介されている。

これは、フランス式整形庭園にあるプラタナスの並木。
葉をすっかり落として、何か植物の骨格標本のようだ。

力強さを感じるが、日本的な繊細な美は、そこにはない。

真紅のもみじ

園内を歩くと、紅葉が様々な表情を見せている。

この真紅ともいうべき赤が鮮やかだ。

侘びの風情

同じ紅葉でも、こちらはとても穏やかな色合いだ。

どこか「侘び」の世界にも通じるようだ。

メタセコイア

これは、どうやら「メタセコイア」のようだ。

古代から生息する植物で「生きた化石」とよばれることもあるが、紅葉の味わいも「もみじ」とはずいぶん違う。

もみじ

やはり、王朝絵巻に登場する紅葉は、こんな姿・形のものがよく似合う。

旧御涼亭

この中国風の建物は「旧御涼亭」、昭和天皇のご成婚を記念して台湾在住邦人から送られたものという。

この風景は、仙人が隠れ住む中国の山あいの秋をイメージさせる。

今回も、新宿御苑は、私の期待を裏切ることなく、美しい秋の自然を見せてくれた。

考えてみれば、紅葉にこんなに惹かれるようになったのは、この年齢になるまでなかったこと。

紅葉に「もののあわれ」を感じるようになったのは、きっと、重ねた馬齢とも大いに関係するのだろう。

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プロフィール

め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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