有栖川公園の3つの像


有栖川公園

渋谷区広尾に近い、港区南麻布にある有栖川宮記念公園。

有栖川宮邸があった所からその名があるが、現在は公園になっている。

周りの野球場やテニスコートも含めると約6万坪の広大な公園だ。

公園は、もうすっかり秋色に染まっている。

あたりは、ドイツ、スイス、ノルウェー、中国、パキスタン等々世界各国の大使館があり、公園を訪ねる外国人も多い。

今回は、ここで見た3つの像を紹介したい。

有栖川宮

はじめは、有栖川宮熾仁(たるひと)親王の像だ。

有栖川宮熾仁親王(1835-1895)は、有栖川宮家の当主として幕末に生まれた。

1851年、17歳の時、孝明天皇の異母妹・和宮と婚約したが、その後幕府大老・井伊直助らの運動により公武合体の一環として、和宮は徳川将軍・家茂と結婚。

当時、悲恋の主人公として、一般大衆の間でもよく知られた話だったという。

熾仁親王

有栖川宮熾仁親王は、尊皇攘夷の想いが強く、旧幕府軍との戊辰戦争では、新政府軍の東征大総督として東海道を下り、無血開城された江戸に入っている。

官軍の軍歌である「トコトンヤレ節」の”宮さん宮さんお馬の前で、ひらひらするのはなんじゃいな”の「宮さん」とは、有栖川宮熾仁親王のことなのだという。

西南戦争では、鹿児島県逆徒征討総督に就き、西郷隆盛と対峙し、これを鎮圧。
その功によって史上2人目の陸軍大将に任命された。

この、銅像は、当初国会近くの三宅坂にあった陸地測量部庁舎の正門前にあったものだが、道路拡張工事があり、昭和37年、ここに移された。

熾仁親王から有栖川宮家を相続した異母弟・威仁親王は、この地に屋敷を建てたが後継ぎがなく断絶。

御用地を引き継いだ高松宮が昭和9年、土地を東京市に下賜し、

公園として今日に至っている。

新聞少年

次の像はこれ。

有栖川宮の騎馬像がこの地に移ってくる4年前、昭和33年に建てられた「新聞少年像」だ。

説明には、こんなふうに書かれている。

「毎朝毎晩 私たちの待っている新聞を届けてくれるのは多くの配達少年です。
雨にも、風にも、負けないで元気に働く少年たちです。

その清純な姿が朝倉響子氏の手によって表現されました。

この像は、少年たちには仕事への誇りと責任と、
大人には、働く少年たちへ もっと愛の想いをと、呼びかけているのです」

説明

山田太郎が歌ってヒットした「新聞少年」が世に出たのは、昭和40年。

あの頃は、像のように新聞を肩から下げて、走って配達する少年が身近にもたくさんいた。

重たくて、いかにも大変そうだった。

今では、自転車やバイクでの配達が普通になったから、昔ほど大変というイメージはなくなった。

ところが、今年夏に釧路に行ったとき、新聞配達の若者が自分の足で、小走りで配達しているのを見かけた。

それは、釧路では例外ではないようだった。何人も、同じように走って配達する若者を見かけた。

何故、自転車を使わないのだろうと考えたが、その答えはすぐに分かった。

それは「冬の凍結」だ。

11月後半から、路面が凍って自転車やバイクは滑ってしまい、とても危険なのだ。

天気予報だと、北海道ではもう最低気温が氷点下となっている。

北国の新聞配達の厳しさを思った。

これは何?

次は公園内にある像ではない。

公園の木々の上の方に、こんな像が遠望できた。

肉眼で見たときは、てっきり変わり種の避雷針かと思っていたが、そうではないらしい。

これはいったい何なのか、公園の隣りに建つ建物を見に行った。

教会

この建物は、「末日聖徒イエスキリスト教会東京神殿」。

ネットで調べてみると、通称「モルモン教会」として知られる宗教の建物であることが分かった。



そして、最後になるが ここ有栖川宮記念公園にある施設で、皆さんに是非紹介したいものがある。

都立中央図書館

それは「東京都立中央図書館」。

昔は、日比谷公園にある「日比谷図書館」が都立図書館として有名だったが、現在日比谷図書館は千代田区立図書館になっている。

この図書館はは日比谷図書館の蔵書の一部を引き継ぎ、蔵書数は約170万冊もある。

また、時折蔵書を活用した企画展を開いているので、たびたび訪れている。

開館時間は、午前10時から

閉館時刻は、平日は午後9時。

      土日祝は午後5時半。

ということで、平日はかなり遅くまで開かれている。


本がお好きの方には、おすすめしたい図書館だ。
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プロフィール

め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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