キーワードは「平家」、城端・倶利伽羅峠を走った思い出

先日は「おわら風の盆」を紹介した。
今日は、富山県の五箇山地方を代表する民謡「麦屋節」について紹介しよう。

9月に入ると富山では中旬(平成23年は17.18日)に城端(南砺市)で、下旬(23.24日)には五箇山で麦屋節の祭りが開かれる。

「麦屋節」は「波の屋島を遠く流れ来て・・」との歌詞があるように、源平の合戦に敗れて五箇山に隠れ住んでいた平家一門の人たちが、農耕の際に昔の栄華を偲んで唄ったといわれる歌だ。

城端
五箇山のふもとの町・城端。
山田川の流れが美しく、静かで落ち着いた町だ。

玄関には笠
祭りの日には、こうして家の軒先に、踊りに使う笠が飾られていた。
麦屋節は、たすき掛けに鉢巻、刀を差して笠を手に持った青年による、凛とした踊りが特徴だ。

少年
町なかをジョギングしていると、会場に向かう若者とすれ違った。きりっとした表情が印象的だった。

観光客
この写真、いいでしょ?
観光客が踊りのポイントの手ほどきを受けているところで、見事に決まった感じ。

麦屋節の歌と踊りは、この後、映像で見てもらうことにして、富山県と平家との関係について説明しよう。
火牛の計
これは、石川県境に近い小矢部市の倶利伽羅峠にある「源平トンネル」。牛の角に松明がつけられているレリーフが見える。

そう、倶利伽羅峠は源平の古戦場で、源(木曽)義仲が「火牛の計」で平家の軍勢を打ち破った地なのだ。

この時の戦に敗れた人たちが山深い五箇山にのがれ、麦屋節を伝えてきたと、その由来を紹介するガイドブックもある。
旧北陸道
倶利伽羅峠近くの「旧北陸道」。
電線もなく、舗装もされていないので時代劇の撮影にはぴったり、こんな風景も私たちの周りから次々と姿を消してゆく。

ここをジョギングしたのは麦屋祭りとは別の日だったが、走っていて、アスファルトではない土の感触が心地よかった。

昔から伝わる歌と踊りに触れ、歴史の道を訪ねて走った思い出。

今も懐かしく、心にある。
(撮影したのは、いずれも平成14年)

それでは、麦屋節をどうぞ。

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め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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