切腹最中(もなか)


新正堂

今年も12月14日の義士祭が近づいてきた。

忠臣蔵の浪士たちが、仇討の本懐を遂げた日だ。

その義士祭の日に飛ぶように売れるお菓子「切腹最中」を制作、販売しているのがこのお菓子屋さん「新正堂」だ。

切腹の地・田村町

「新正堂」があるのは、旧「田村町」。

浅野内匠頭が切腹した田村右京太夫の屋敷があった所だ。

今でも、日比谷通りには、史蹟を案内する札が立てられている。

ベアトの写真

これは、幕末1865年に、近くの愛宕山から旧田村町の方向を撮影した、大変有名な写真の一部だ。

写真につけたロゴ「お化け」の、「お」と「化」の字の間のあたりをよく見ると、大きな木が写っているのがわかる。

切腹当時、田村屋敷にあった「お化けイチョウ」だ。

ここから近い「南桜公園」にお化けイチョウを紹介する案内板があった。

お化けイチョウの木の案内板

品川沖に浮かぶ船からもよく見えたというほど、大きな木だったということだが、関東大震災で燃えてしまったという。

写真・イチョウ

これが、関東大震災で枝や葉が燃えてしまったイチョウ。

その大きさがよくわかる。

切腹最中

「切腹最中」は、こんなお菓子。

このお菓子屋さんが、内匠頭が切腹したお屋敷の跡地にあった縁で、1990年に誕生した。

「名前が面白い!」と少しずつ人気となり、

「お詫びのときの手土産に最適」と、営業マンの人気を集めるようになったという。

ただ、「そんな名前では、お祝いに持ってゆけない」

「”切腹さいちゅう”なんて、とんでもない名前だ」という声もあったという。

ところが、そんな苦情から新しい商品が生まれることになる。

景気上昇最中

それが、「景気上昇最中(けいきじょうしょう さいちゅう)」だ。

最中(もなか)を「さいちゅう」と読んでくれた人があったからこそ生まれた。

このところの経済状況の中、そんなお菓子を食べたくなる人も沢山いることだろう。

そしてお隣り、名物の「塩大福」も赤穂の塩を使っているとのこと。

こうなってくると、赤穂、並びに泉岳寺に足を向けては寝られないに違いない。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
スポンサードリンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR