通称マッカーサー道路~Ⅲ街区ビル


環状2号線

建設工事が続く、通称「マッカーサー道路」を走ってみることにした。

走る前に、東京都の建設事務所でパンフレットをもらった。

通称「マッカーサー道路」とは「東京都 都市計画道路 環状2号線」の虎ノ門から汐留までの区間の道路のことだが、ウィキペディアによるとその区間の道路を「マッカーサー道路」と呼ぶのは誤りだという。

尚、環状2号線は、昭和通の神田佐久間町から外堀通りを経て、新橋、勝鬨、豊洲を経て、湾岸道路につながる道だ。

「マッカーサー道路」については、このように書いてある。

「日本の敗戦後、アメリカ軍がアメリカ大使館~竹芝桟橋に至る幅100メートルの大道路を計画しているとの誤解がなされ、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の最高司令官ダグラス・マッカーサーの名前から『マッカーサー道路』としばしば俗称されてきたが、これは歴史的な事実に照らして全くの誤用であった。

実際には後藤新平らによって策定された帝都復興計画において、この区間と全く同一のルートを通る都市計画道路が計画されていたが、帝国議会などの反対によって(いったんは)計画が廃止された。

しかし、その後昭和10年代末に、内務省国土局都市計画課により計画が復活。
終戦後には、幅員100メートルの環状2号線として都市計画決定がされている。

この間、マッカーサーの率いるGHQは計画に全く関係していないばかりか、『敗戦国に立派な道路は必要ない』、『これでは(敗戦国ではなく)戦勝国の記念道路のようだ』と、むしろ反対の立場だった。

環状2号線を始めとする100メートル道路を都心部に縦横に走らせるという東京の戦災復興都市計画は、当時の東京都建設局都市計画課長であった石川栄耀が戦前から考案していたプランを、そのまま法定計画として採用したものである」

ということだ。

但し、幅員については、昭和25年に40メートルに変更されている。

空から見ると

工事中の道路を、パンフレットの航空写真で見てみよう。

黄色い線が、道路が作られるところだ。

左下のところが、外堀通りの特許庁付近。

左に高いビルが見えるが、日本初の超高層ビルとして知られる「霞が関ビル」だ。

36階建てで、オープンしたのは1968年(昭和43)、今では、ごく普通のビルになってしまった。

画面奥の高層ビル群は、汐留に建つビル。

計画では、道路は隅田川を越え、江東区有明と結ぶことになっている。

それでは、環状2号線の予定区間を見てみよう。

特許庁前

ここは、外堀通りの特許庁前交差点。

交差点を右折すれば、まさにアメリカ大使館へと続く道。

画面後ろは赤坂見附方面で、この大通りを道なりに進めば左手に、先ほどの霞が関ビルが見えてくる。

そして問題の環状2号線は、この交差点を斜め右に曲がってゆく。

虎の門病院

すると、右手に「虎の門病院」が見えてくる。政治家が入院する病院として知られている。

数年前から、病院前の工事が始まったので、改築でもするのかと思っていたが、この道路計画によるものだった。

Ⅲ街区

道路予定地は、昔、大名屋敷が立ち並んでいた場所だけに発掘調査が行われ、調査は平成23年7月まで、足掛け8年に亘って行われたとのことだ。

掘り起こされた大量の石垣が、まだ、このように並んでいた。

石の先には、虎ノ門「Ⅲ街区」と呼ばれる地区で、ランドマークともいえる超高層ビルが建設されている。

完成図

計画では52階建て、高さが247mで、都内ではミッドタウンタワーの248.1mについて2番目の高さ。全国では、今のところ6番目となる。

特徴は、建物の中の一階の一部と、地下に道路ができることだ。

建設計画

地上部、地下の道路ともに、2013年度中には出来上がる予定になっている。

あと1年余り先に近づいた。

ビル実景

工事中のビルを見ても、道路ができるのがよくわかる。

地上部への出口

地下道路から地上部への出口も大分出来上がっている。

ここは、日比谷通りと交差する手前のところだ。

第一京浜

そしてここは第一京浜。

右に見えるのは、道路予定地にあった日比谷神社。すでにこの地への移転が完了した。

その先の高架は、JRの線路だ。

環状2号線は、ここを過ぎて汐留を通り、そしてなんと築地中央卸売市場の中を通ることになるのだが、今日はここまで。

次回、また。





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め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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