恨みの雨~神田古本まつり

神保町ブックフェス

秋恒例の「神田古本まつり」が今年も始まった。

28日の日曜日に神田神保町まで走って、様子をのぞいてみた。

神田駿河台下からすずらん通りにかけては、古本まつりに協賛して「神保町ブックフェスティバル」が開かれていた。

様々な分野の出版社などが、店頭に出して少し汚れてしまった本などを、安く販売していた。

店は開かず

この日は朝から曇り空。

午後からは雨になるとの予報で、靖国通りの舗道に準備された古本の陳列台も青いシートがかぶせられていた。

雨の中、本を並べるわけにはいかない。

売る方も買う方も、雨を恨めしく思ったに違いない。

人出は多い

この日の神田は、天気がすぐれないにもかかわらず、人出は多かった。

神保町の並びの小川町は、スポーツ専門店が軒を並べている。

この時期は、ウインタースポーツシーズンを前にして「神田スポーツ祭り」も開かれていたこともあるのだろう。

文人が訪れた店

ある食事処の店頭には、昔、文人たちが食べに訪れたときの写真が飾られていた。

海音寺潮五郎や江戸川乱歩の顔も見える。
いかにも「本の街」らしい写真だと思う。

料理を扱う店

古書店の店内に積み上げられている本を見ながら歩くのは楽しい。

この店は、美術や料理の本が目立つ。

宗教・哲学

こちらは、宗教や哲学書が多い。

神保町は世界一の本の街

もらったパンフレットには、神保町は「世界一の本の街」と書いてある。

売り場面積は5000坪、在庫点数に至っては300万点とあるが、ちょっと想像もつかない。

郷土史関係

こちらの店は、郷土史、資料を豊富に揃えているようだ。

浮世絵、和綴じ本

こちらは、浮世絵や和綴じの本が飾ってあった。

ラフカディオ・ハーンが日本で収集した話を英語で書いた本も、店頭に飾ってあった。

「司馬遼太郎が作品を書く前には、古書街から作品に関係する本や資料が大量に姿を消した」という話をどこかで聞いたことがある。

それだけ、ここには貴重な書籍、資料が集まっているのだろう。

各地の古書市

近くの東京古書会館では「特選古書即売会」が開かれていたので、中に行ってみた。

会場内は撮影禁止で、バッグ類は預けて入場しなければならない。

中の様子は写真で紹介できないが、江戸時代のものと思われる和綴じの本や、文学作品の初版本などが並び、多くの人が品定めをしていた。

こうして古書の山の中に入ると、ある程度照準を絞って狙いをつけていかないと、自分の気に入る書籍とは出会えないことがわかる。

膨大な本を端から見ていったのでは、時間がいくらあっても足りないのだ。

更に、本の山から掘り出し物を見つけるには、一定の関連知識の蓄積が必要となる。

つまり、興味分野を絞り込み、知識を身に着けていないと、古い書籍・資料を買うことができないことが分かった。

それなりに、古書や資料には高い値がついているから、おいそれとはいかないのだ。


古書会館には、都内各地で開かれる古本市のチラシが貼ってあった。

思っていたより頻繁に、各地で開かれている。

時々は、各地の古本市まで足を伸ばしてみることにしよう。

尚、「神田古本まつり」は11月3日まで開かれている。
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プロフィール

め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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