東北の玄関・上野で


立つ人

「全国都市緑化フェア」の上野公園会場を見に行った。

上野は東北の玄関ということもあって、東北を応援しようという気持ちが溢れる展示となっていた。

上野動物園前に建つ「立つ人」は、東北復興への祈りを具象化したモニュメント。
東京芸術大学の協力を得て、多くの学生が参加して作った。

素朴で純朴な人柄、

黙々と一歩ずつ着実に前に向かって歩みを進める精神、

内に秘めた火炎土器のような情熱、

私が東北で暮らしていた時の「東北人」のイメージだが、このモニュメントも、きっとそんなものを表現しているのだと思った。

東北『農』の庭

モニュメントを中心とした展示のテーマは、「東北『農』の庭 共助のガーデン」。

説明には、

「東北が、食糧基地として東京の食を支えている。
多彩な表情を見せる野菜と庭全体の力強さ、美しさをお楽しみください」と書いてあった。

左右に見える傾斜地の緑は、東北で栽培されている植物の苗。

急傾斜のところは「そば」、ゆるい傾斜はニンジン、ホウレンソウ、こかぶなどだ。

作物の庭

これは「『農』の庭』。

中央にはパプリカ、周囲に食用菊、南部そば、大根、トウガラシ、タカノツメが植えられている。

全て、この場所で種から育てられたものだと、作業していた人は話していた。

食用菊

食用菊は、東北で暮らしていたとき初めて食べた。

それまでは菊はお供えの花で、食べることなど思ってもみなかったし、食べることに抵抗もあった。

ところが食べてみると、これがほんとにおいしい。

私はおひたしにして、マヨネーズとちょっぴり醤油を垂らして食べたのだが、歯ごたえがあってたまらない。

黄色い菊は「十五夜」という早生の品種。

薄紫の菊は、有名な「もってのほか」。
山形で多く栽培されている。

その名の由来については、「天皇家の紋章を食べるとはもってのほか」とか「もってのほかおいしい」という2つの有力な説があると聞いたことがある。

もうそろそろ出回る時期なので、まだ食べたことのない方は、是非食べてみてください。

外国人観光客

噴水の周囲には、環境浄化植物と書かれた美しい花が飾られていた。

外国人女性も記念撮影をしていた。

短冊に願いを

上野の山から下る桜並木では、訪れた人がそれぞれの思いや願いを書いた短冊が飾られていた。

応援メッセージ

東北の人たちを応援するメッセージが、こんなに沢山になっていた。

満開の桜に負けない光景だ。

「ああ上野駅の碑」

上野駅前には「ああ上野駅の碑」が建っている。

以前も紹介したが、昭和39年に発表された井沢八郎さんのヒット曲だ。

歌碑の説明にはこう書いてある。

「高度成長期の昭和30~40年代、金の卵と呼ばれた若者たちが、地方から就職列車に乗って上野駅に降り立った。

戦後、日本経済大繁栄の原動力となったのが、この集団就職者といっても過言ではない」

上野駅に降り立った若者の多くは、東北の若者たち、
戦後の東京、そして日本を下から支えた人の中心に東北の人たちはいた。

子供だった自分のまわりにも、たくさんの東北の若者がいた。

皆、純朴なお兄さん、お姉さんだった。
今は、どうしているのだろうか。

碑を見ながら、改めてそのことを思い起こしていた。



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プロフィール

め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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