さんまは目黒に限る

目黒駅前

9月9日、重陽の節句の日の目黒駅前。

駅前の大型店には「目黒さんま祭り」の大きな垂れ幕がかかっていた。

今年で17回目を迎える恒例のイベントが目黒通りで開かれるというので、見学に行った。

目黒通りは煙の中

通りは、さんまを焼く煙が充満していた。

このイベントは、落語の「目黒のさんま」を町おこしに活かそうと、目黒駅前商店街振興組合青年部が始めたもの。

今では、この時期のイベントとしてすっかり定着したようだ。

私はこの日、午後1時頃に会場付近に到着したのだが、既に無料のさんまを求める人の列が長く続いていて、この段階でさんまを食べることを諦めた。

さんまは大きい

イベントのホームページによると、さんまは岩手県の宮古港から、前日に水揚げされたものが6000匹運ばれたとのこと。

8月、釧路港に集結したさんま漁船の関係者から、今年の漁が振るわない話を聞いていたが、9月に入ってから、少し漁模様は上向いてきたようだ。

振舞われていたさんまも、かなり立派な形をしていた。

そして、徳島県神山町からは、すだち1万個が提供されたという。

昔「ゆずよりすだち」というキャッチフレーズで、大分産のすだちをPRしていたことを思い出す。
当時、「旨い文句」だなあと思ったことを覚えている。

すだちは、ピンポン玉より一回り小さい柑橘で、さんまにかけて食べると本当に美味しい。

栃木県那須塩原町からは、辛味の効いた大根500本。

和歌山県みなべ町からは備長炭の提供があったということで、これだけの素材を使ったものをお店で食べるとなると、相当の料金を取られそうな感じだ。

スタッフはゴーグル姿

さんまを焼くスタッフは、ほとんどがゴーグルをしていた。
カメラを向けるとポーズをとってくれた。

消防車も

念のため消防車もスタンばっていた。

確かに、強風が吹いた時のことを考えると、それなりの対応は必要だろうと思う。

美味しい

美味しいですか?と聞くと、この女の子はピースサインで答えてくれた。

殿様のぬいぐるみ

落語「目黒のさんま」の主人公のお殿様のキャラクターとすれ違った。

たくさんの人出であまりに窮屈だったので、十分な写真を撮ることができなかった。

後ろ姿で、お許し下さい。

所で「目黒のさんま」は落語の中でもよく知られている話だが、念のためごくごく簡単に紹介しておこう。

ある殿様が目黒に出かけた折、お腹がすいて初めてさんまを食べたのだが、その味が忘れられない。

そこで殿様は、もう一度さんまを食べたくなり、家来に所望する。

家来は、体に良くないだろうと思い、さんまの脂を抜き、骨をとり、椀の中に入れて出す。
もちろん、これではうまくもなんともない。

そこで殿様は家来に向かって「これは、どこのさんまか?」
家来「日本橋の魚河岸で手に入れたものでございます」

そして、殿様が一言「さんまは目黒に限る」。

ウィキペディアによると、江戸時代に殿様が目黒で食べたさんまは、どこから目黒に運ばれてきたのかについては諸説があり、芝浜もその一つに挙げられているという。

芝浜といえば、落語「芝浜」の舞台になったところで、田町駅の近く、現在の芝4丁目付近だから、落語の背景を探ってゆくと、我がふるさと・芝の昔の姿も、おぼろげながら浮かんでくる。

さんま

これから秋の深まりとともに、旬の味・さんまを振舞うイベントは、都内の各地で開かれる。

ネットで検索したところ

9月16日には、目黒の田道広場公園で、「目黒区民まつり」の一環として、

9月23日には、東京タワー駐車場で、「三陸・大船渡 東京タワーさんま祭り」が開かれると書いてあった。





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め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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