「霧笛がサンマを呼んでいる」かな?


虚子の句碑

釧路港を一望する米町公園にある、高浜虚子の句碑。

句は、昭和8年8月23日に釧路を訪れた際に詠んだものだ。

「燈台は低く 霧笛は 峙(そばだ)てり」

霧の中、燈台は低く、燈台から鳴り響く霧笛は、高くそびえ立っているように聞こえる。

霧の港

この日も、虚子が訪れた日のように濃い霧が港を覆っていた。

霧の中で航行の安全を守るため鳴らされていた霧笛は、今から2年前の2010年3月31日をもって全廃された。

レーダーやGPSの発達でその役割を終えたからだ。

港では霧で、警笛

しかし、これだけの濃い霧があたりを覆うと、船は衝突を警戒して警笛を鳴らしながら航行する。
船が発する霧笛が、港周辺に広がるのだ。

サンマ漁船が停泊

少し、霧が晴れてきた。

港にはサンマ漁船が何隻も停泊している。甲板に竹の枝が建っている船は東北からやってきた漁船だ。

「竹は、まっすぐ上に伸びて縁起がいいから」と、ある船の船長さんは話してくれた。

このクラスのサンマ漁船の漁が解禁されたのは8月2日。

ところが、私が話を聞いた船は「まだ一度も漁に出ていない」との話だった。

「この近海に、サンマがいない」という。

「しばらく待つのですか?」との私の問いに、「2-3日後には出てみる。獲れるかどうかわからないが」とのことだった。

3日の水揚げ

解禁翌日・3日の早朝、港をのぞいてみたが、サンマを水揚げしているのは1隻だけだった。

水産庁が、先日発表した「北西太平洋サンマ長期漁海況予報」によると、今年の推定資源量は去年の3分の2。
ピークだった2008年の40パーセントとのことだ。

加えて、サンマは低水温を好むのだが、今年は水温が高めで魚群が日本近海に来るまで時間がかかるという。

地元でも高値

1週間前、駅前の和商市場の店頭に並んだ生サンマは、一尾480円もした。

しかし、最近は漁がなく、店頭に並んでもいない。

サンマ漁船

水産庁の予報では、「8月の漁は低調だが、9月には上向く」とのこと。

「サンマの刺身が食べられる」と期待していたのだが、今のところは期待外れだ。

カモメたち

カモメたちも、魚市場の屋根の上で手持ち無沙汰の様子。

さんまの水揚げを心待ちしているに違いない。
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め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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