自由の鐘~日比谷公園

もう9月になろうとしているのに、東京では一向に秋風が吹かず、連日暑い日が続いている。
日比谷公園の、この猫の「ぐったり度」で暑さの程度がわかる。
自転車が近くに来ても、まったく動く気配を見せずぐったりしている。

それに比べると、植物は元気だ。

バラも、暑さに負けず美しい花をつけている。

そして、テニスコートの横には槿と、夏の花・ひまわりが見える。

このテニスコートの隣りに、アメリカ独立宣言の際に鳴らされた「自由の鐘」のレプリカがあるのを、先日初めて知った。
数えきれないほど来ていたのに、その存在をこれまで知らなかった。
説明によると、アメリカの独立宣言の時に打ち鳴らされたものと同一、同大の鐘で、昭和27年10月、アメリカの有志から、ダグラス・マッカーサー将軍の助言の下、日本国民に送られたとある。
GHQの司令官であったマッカーサーも、この鐘の贈呈に一役買っていたようだ。

鐘の近くには、新しい看板が建っていた。
「60年ぶりに自由の鐘の音色が復活」と書いてある。
フランス・パッカート社が第56号として制作した複製の鐘を修復した結果、平成23年9月に以前の音色が甦ったというのだ。
しかも、世界中にある「自由の鐘」の中で唯一、毎日正午に、全自動で鐘が鳴る仕組みになっているという。

鐘の表面には「全ての地とそこに住む者全てに、自由を宣言せよ」などの銘文が刻まれている。

1776年、アメリカ独立宣言に際し、自由の喜びを天下に告げた歴史的記念物・自由の鐘の音色はどのようなものか。
「自由の鐘」は、日比谷公園の北西の一角、テニスコート近くにあるので、関心のある方はどうぞお出かけを。
実は、私の鐘の音はまだ聞いていない。
近いうちに、訪ねることにしよう。
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