佃島、月島付近の盆行事

今日13日は、新暦の盆の入り。

私も、亡くなった両親や家族を、迎え火をたいて迎えたいと思っている。

子供の頃、母に「幽霊は怖くないか」と聞いたことがある。

すると母は、「亡くなった懐かしい人に会えるのだったら少しも怖くない、というより、亡くなった人に会いたいねえ」と話していたことが、今も忘れられない。

私も今、あの頃の母と同じ気持ちでいる。

月島

お盆の行事は、地域、家庭によってさまざまだが、去年、中央区佃島の周辺で珍しい盆行事を見た。

ここは月島の「わたし公園」、昔「月島の渡し」があった所だ。
撮影したのは、去年の7月16日。

月島四之部西町会が行うお盆の行事、「無縁仏様供養」が行われていた。

地元の人たちが列を作って、祭壇にお参りしていた。

湊地区

こちらは対岸の湊地区。石川島の高層マンションが見える。

隅田川テラスへの入り口のところに、こちらも祭壇を設けて供養していた。

隅田川では、近代史の中だけでも、関東大震災、そして先の戦争の東京大空襲で、多数の方が亡くなっている。
その中には、無縁仏になった方も少なくないはずだ。

そうした方々の霊を供養する行事が、地域の中に、きっちりと伝えられ、根付いていることに感動した。

佃島盆踊り会場

こちらは、「佃島盆踊り」が行われる広場。

おととい、会場の様子をのぞいてみた。

盆踊りの準備は、だいぶ進んでいた。

「佃島盆踊り」は、昔からの伝統的な踊りをよく伝えているとして、東京都の無形民俗文化財に指定されている。

提灯に南無阿弥陀仏

去年の盆踊りの当日、私は会場付近を走っていたのだが、時間が早かったため、踊りを見物することなく通り過ぎてしまった。

ネットで踊りの動画を見ると、会場の一角には、無縁仏を祭った祭壇が設けられていた。

「佃島盆踊り」は先祖供養と共に無縁仏の供養を行うものでもある。

まさに、盆踊り本来の「死者を供養するための踊り」ということだ。

佃大橋

この写真は、石川島から佃大橋を写したもの。

佃大橋の左側が佃地区になる。

天正年間に、摂津西成郡佃村から佃島に移り住んだ漁民たちが本願寺の信徒で、本願寺に伝わる踊りを伝えたという伝承があるという。

踊り会場

佃島盆踊りの歌は、炭坑節とか、北海盆歌のように元気でエネルギッシュなものではなく、どちらかといえば単調でゆっくりとしたものだ。

亡くなった人の魂を供養する歌・踊りとは、本来こうだったのだろうと思わせる。

盆踊りは、15日までの3日間にわたって開かれる予定だ。

今年は是非、見に行きたいと思っている。
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め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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