花菖蒲の季節~~堀切菖蒲園

堀切菖蒲園

6月、花菖蒲の季節を迎えた。

港区からは少し遠いが、葛飾区の堀切菖蒲園まで走って行った。

6月1日から25日まで「堀切かつしか菖蒲まつり」が開かれている。

湿地に咲く

堀切は綾瀬川に沿った低湿地で、花菖蒲の栽培の適地。

江戸時代には、鈴木春信や安藤広重の錦絵や名所案内にも記され、花菖蒲の名所として広く知られていたという。

200種の花。

花菖蒲は、江戸の昔から品種の交配・改良が盛んに行われ、この菖蒲園には約200種類・6000株が植えられている。

現在の開花状況は、3分程度とのことだ。

適地


花菖蒲、アヤメ、カキツバタの見分け方はとても難しいが、NHK-BSの番組「美の壺」によると、花菖蒲の花びらの付け根は黄色く色づいていると紹介していた。

見分け方

花菖蒲は、江戸時代、武士の間で特に愛好された花とのこと。

それは菖蒲=尚武 つまり「武をとうとぶ」ということにつながるからだという。

武士の間で愛好された

江戸末期、花菖蒲中興の祖と言われたのは、2000石の旗本・松平左金吾定朝という人。

麻布桜田町(今の六本木ヒルズ近辺)に住み、多くの品種を作り出した人で、通称は菖翁。

堀切菖蒲園の説明の中に「堀切で栽培されているのは江戸種を中心に200種、この中に『菖翁花』も健在である」と書かれていた。

藍色

花菖蒲の品種は大別すると、江戸系、伊勢系、肥後系の3系統に分類されるという。

以前、福岡で暮らしていた時、熊本には「肥後六花」という言葉があり、花の育種が江戸時代から盛んに行われていたと聞いたことがある。

花菖蒲は、「肥後六花」の一つだ。

黄色

調べてみると肥後系とは、時の熊本藩主・細川斉護が、藩士を菖翁に弟子入りさせ、門外不出を条件に譲り受けたものなのだという。

中村汀女の句碑

園内には昭和期に活躍した俳人・中村汀女の句碑があった。

「花菖蒲 かがやく雨の 走るなり」

中村汀女も熊本の人。

花菖蒲は幼いころから親しみをもって接した花であっただろう。

湿地に咲く

堀切菖蒲園は、6月25日までの祭りの期間中、開園時間が、前後1時間ずつ長くなっている。

8-18時で、入園は無料。

時間があれば、どうぞお出かけください。
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め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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