東京タワーの下に滝がある


東京タワーの下に滝があることを、ご存知?
地元に住んでいても知らない人がいるので、今日はその滝を紹介したい。

早速、その滝をご覧いただこう。

タワーの下にある滝


どうですか?まずまずの滝でしょう。

滝があるのは、東京タワーのすぐ下のところ。
これも写真でどうぞ。

ちょっとアングルを上に

滝のある場所は、都立芝公園。
このあたりは昔から、「紅葉山」といって紅葉の名所として知られた所だ。

現在の芝大門で生まれた明治の文豪・尾崎紅葉の「紅葉」という号は、この「紅葉山」に由来している。

また、東京タワーのある場所には、明治時代から戦前まで「紅葉館」と呼ばれる高級料亭があり、鹿鳴館が廃止された後は、外国の要人や政財界の接待、社交の場としてにぎわった所でもある。

尾崎紅葉の「金色夜叉」は、紅葉館で起きた出来事がモデルになっていることは、以前紹介した。(2011.9.30付けブログ)

もみじの滝

新緑の頃のもみじも美しい。

都心でありながら、今も豊かな自然を残している。

滝がある場所は、もみじ谷と呼ばれ、滝の名前も「もみじの滝」と書かれていた。

この滝は自然のものではなく、一人の有名な造園家の手が加えられているという。

長岡安平

滝から100mほどのところの道路沿いに、こんな碑が残っていた。

「長柏園址」。

「長柏園」とは、近代造園界の先駆者・長岡安平(1842-1925)の邸の址のこと。

肥前大村藩士の家に生まれた彼は、独学で造園の技術を修め、東京府の公園係長などを務めるなど全国の公園の設計などにあたった人物だ。

明治38年には、紅葉滝と渓流の設計も行ったと説明板に書いてあった。

高さは5メートル

滝のそばで外国人が記念写真を撮っていた。

滝のまわりの石組みや、植生も、長岡安平の手が加えられているのだろう。

滝の高さは5メートルはありそうだ。

料理屋「とうふ屋うかい」

滝の近くに、とうふ専門の料理屋がある。
春のたたずまいが美しい。

赤い花

秋の紅葉とは違う「赤い花」が、花盛りだった。

三田通りは港区の花「ハナミズキ」

紅葉滝から歩いて300-400mの三田通り。

「港区の木」であるハナミズキが、こちらも赤く色づいてきていた。

来月、東京スカイツリーが営業を始めると、東京タワーでは観光客の減少が心配される。

都心にありながら「深山幽谷の趣」が感じられる芝公園を忘れることのないよう、是非お願いしたい。


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プロフィール

め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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