何回走ってもマラソンはつらい


フルマラソン以上を走るのは、今回で7回目。

何回走っても、帰りの階段の上り下りがつらいほど、足の裏が痛い。

「走っている最中は、もう走るのはこれでやめよう」と思う瞬間もあるが、またしばらくすると、次の大会を物色することになる。

マラソンは不思議な魅力を持ったスポーツだと思う。

つま恋がスタート、ゴール

掛川マラソンのスタート・ゴールはヤマハの大型リゾート施設の「つま恋」。
東京ドームの36倍の広さを持つというのだが、スタート地点は多くのランナーで埋まった。

準備運動

今年で7回目のこの大会には、フルマラソン以外の参加者も含めて1万人を超える人がエントリー。
過去最大の人数だという。

確かに、ランニングがブームになっていることを実感する。

開会式の後の、準備運動。
みんな真剣な表情だ。

仮装ランナー

スタート前に、仮装ランナーを探してみた。
東京マラソンと比べてかなり少ない。

春の大会だと、気温も上がり、被り物をかぶっての走りはつらいということもありそうだ。

飛脚の人、茶摘み娘、「AKB48命」と書いた被り物を着たランナー、そして、このブルーの覆面をしたランナー、いずれも地元静岡の人だった。

ブルーの覆面の人は途中で歩いているのを見た。暑かったのだと思う。

この日の最高気温は、15度余り。
時折日差しも強かった。

もう少し気温が低ければよかったのだが。

年配ランナーなど

この大会でも高齢者のランナーは元気だった。
70歳以上のフルマラソンのエントリーは68人、うち女性は3人。

フルマラソン全体の1%だが、高齢者ランナーの歩みは着実だ。
たとえ若いランナーが歩き出すような上りでも、その歩みを止めることなく、黙々とゴールに向かって走っていた。

右側のピンクのランナーは、「フル百回楽走会」のひと。
フルマラソンを100回走ろうというのだからすごいと思う。
どの大会に行っても、数人は必ず見かける。それもかなりの年齢の人ばかりだ。

このユニフォームは、自分の名前が入った特製のものだった。

そして、視覚障害のランナーもよく見かける。
練習をするのにも不自由な中で、こうして大会に出場するには努力があるのだろうと思う。

海まで18キロ

フルマラソンのコースの前半は、緑が濃くなった茶畑を見ながら太平洋岸まで南下する。

海までの距離は18キロだったが、今回はそこまで走るのにとても長く感じた。

緩いアップダウンのせいもあったのだろう。
「まだ半分も来ていない」と思うと、心理的な疲労が加わって、いつもより足取りが重かった。

エイドステーション

数キロごとに設置されているエイドステーション。
バナナ、イチゴ、メロン、キウイなどが用意されていた。

ただ、ここで長居をするわけにもいかず、一口食べただけで、また走らなくてはならない。
味を楽しむほどの余裕はなかった。

沿道の応援

沿道では、地元の人がたくさん出て声援を送ってくれた。

私がカメラを向けると、ピースサインで応じてくれる。
そんなやり取りがあると、一瞬疲れが消える。

そのようにして、一歩一歩、歩みを前に進めてゆく。

42キロ地点

コースには1キロごとに距離の表示があった。
最後の42キロの表示が見えるまでの長いこと。

「やっとここまで来た」そんな思いだった。

そして、その時、今回も走りきることができたという達成感を感じた。
やはり私の場合、マラソンをするのは、走りきった後の達成感にあるのだろう。

マラソンで勝負をする相手は、ほかのランナーではなく自分。
有森裕子さんではないが、「痛みに負けずに最後まで走った自分をほめてやりたい」と思うのは、そんな時だ。

関門を突破した最後のランナー

帰りのバスに乗るため、マラソンコース沿いを、痛い足を引きずって歩いていると、関門を制限時間内に通過した最後のランナーが走ってきた。

後ろには、大会関係者の車が、ぴったりとくっついている。

沿道からは「あと少しだ、頑張れ」「ラスト、ファイト!」といった声援が飛ぶ。

苦しそうな表情だった。
きっと、帰りは足が痛くて、まともに歩けないだろうと思う。

でも、多分この人たちは、また次の機会にマラソンに挑戦するのではないかと思う。

マラソンには、そんな魔力が潜んでいる。






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プロフィール

め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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