100円ショップで見かけたもの


毎日、楽しく走るためには工夫がいる。

こうして毎日ブログを書くのもそうだし、外出の機会に走ってゆくのもその一つだ。
特に買い物の必要があれば、10キロぐらいなら走ってゆくことにしている。

100円ショップに行く際も、もちろん走ってゆく。
交通費をかけては、100円ショップに行く意味がなくなるからだ。
更に、遠い方がトレーニングになるので、そんな店を選ぶ。

バナナキーパー

先日、100円ショップでこんなものを見かけた。

愛用している方はいるだろうか。
バナナを携帯するときに使う容器だ。

ネット通販で見ると、「会社や学校に持参するのに重宝している」などの声が載っているが、最近はやらせ投稿もあるので簡単には信用しないでおこう。

ランニングの大会に参加する朝には、バナナを食べてエネルギー源にする人も多い。
第一回の東京マラソンのゴール後に、栄養補給に手渡されたのもバナナだった。

こんなふうに使う

こんなふうに入れて使うのだが、大きいものだと入らないものもありそうだし、帰りの荷物にもなる。
少しでも、荷物を減らしたいと思う自分にとっては、デメリットのほうが大きい。

安いからといって、安易に買うのはやめることにした。

全般に昔に比べると今は、個別の目的には便利だが、汎用性に欠ける品物・道具が増えてきている。
狭い家に荷物があふれ、整理がつかなくなっているのは、こうしたことも、原因の一つになっているように思える。

昔の人は、大きな風呂敷一枚で、一升瓶を2本包んだり、本を包んだり、日差しを避ける帽子にしたり、それはそれは知恵にあふれていた。

勿論、暮らしに役立つモノの登場はとてもいいことで、それを上手に使って暮らしを豊かにすることは大変結構なことだ。

ただ、暮らしの中で、昔の人のように知恵や工夫を大事にしなくてはと思う。

海苔カッター

自分たちの子供の頃とは、時代が変わったな、と思う品物を見つけた。

可愛いキャラクターを描いた弁当をテレビ番組やユーチューブで見ることがある。
とても子供たちは喜ぶだろうし、自分の子供の頃に食べたかったなあとも思う。

しかし、終戦間もないあの頃、自分だけでなくクラスのみんなのお母さんは、生きるのに精いっぱいだった。

小学校では給食があったので、弁当を作る機会は遠足ぐらいしかなかったが、そんな可愛らしい弁当を持ってくるものはクラスの誰もいなかった。

我が家の海苔巻きの芯はマグロではなく沢庵だったが、歯応えが抜群でとてもおいしかった。

中学では給食はなく、校内でパンを買うか、弁当持参だった。
旧友の一人が毎日持ってくる弁当は、アルマイトの弁当箱にご飯を敷き詰め、上に焼いたさんまを開いて乗せただけ。

昼休み前、空腹で時々その一部を食べさせてもらったが、冷えたごはんに塩味の付いたさんまがとてもおいしかった。

食べるのが惜しいほど見事な絵の描かれた弁当は、当時の私たちの辞書には載っていなかった。

米とぎ

そしてこれは、「米とぎ」に使うもの。

「手を濡らさない米とぎを実現」と書いてある。

こどもの頃、あかぎれになった指のあちこちを絆創膏で巻いて、水仕事をしているオフクロの姿をよく見た。

今はいい軟膏もあるし、水に強いカット絆もある。

でも、その頃は絆創膏を巻くだけだったから、張り替える度に割れた皮膚の深さが痛そうで、可哀そうに思ったことを思い出す。

私もあかぎれの資質を受け継いでいるから、あの痛さはよくわかる。

便利なものが出来てとても結構なことだとは思う。

でも、母親をありがたいと感じるのは、私の場合、あかぎれの手で冷たい水仕事をしているときだった。


自分の育った時代は物が不足していたが、そのために不幸であったとは思わない。

「便利になること」と「心豊かになること」は、やはり別のことなのだろう。

100円ショップの便利な品物を見て、そんなことを考えた。
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プロフィール

め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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