National Diet Libraryに寄り道

立春の4日のジョギングの目的地は National Diet Library だった。
皇居の近くにある。

薄氷

ゆく途中、皇居・平川門の付近のお堀には、薄い氷が張っていた。
立春寒波という言葉もあるが、やはり、すんなり春というわけにはいかない。

まさに三寒四温の歩みで、春へ向かうのだろう。

国会前の新館

目的地の National Diet Library とは、この建物。
Diet とは食事制限ではなく、国会のこと。
すなわち、国立国会図書館のことだ。
そして、これは新館の建物。

これまで敷居が高くて入ったことはなかったが、興味ある企画展が開かれているのを機会に、訪ねることにしたのだった。

行く前に、国立国会図書館のことを調べてみた。
自分なりに整理してみると、この図書館の特徴は二つある。

一つは、名前の通り、国会の立法行為を補佐する役割。このため国会議員からの質問に答えるなどの業務を行っている。

もう一つは、国内で発行される全ての出版物をここに納本するように法律で義務付けていること。
つまり、自費出版や同人誌も含め、国内出版物の全てが収集される図書館であるということだ。
これについては、原則的に国民一般がサービスを利用できる。

企画展

これが、今開かれている企画展だ。

テレビもインターネットもない時代に、人々の知りたい・見たいという要望に雑誌はどのように応えてきたのか。
ビジュアル表現が特徴的な雑誌を通じて、その歴史を振り返ろうというものだ。

災害

明治三陸津波の被害は、写真ではなく、絵でその様子が伝えられた。

このほか、関東大震災、伊勢湾台風、阪神大震災などの惨禍がどのように伝えられたのかも展示されている。

戦争

ビジュアル雑誌の歴史は戦争と切り離せない。
日露戦争では、写真の使用が大幅に増えたと説明があった。

人気雑誌の創刊号

面白いのは、人気雑誌の創刊号のコーナー。

「中央公論」は、もともとは「反省会雑誌」という宗教系の雑誌だったということだ。

週刊誌、女性誌

週刊誌や写真誌の創刊号も展示されている。

写真では紹介できないが、昭和31年2月に創刊された「週刊新潮」の表紙には、谷崎潤一郎「鴨東綺譚」という連載小説のタイトルが載っていた。

家に帰って調べると、この作品はモデルになった人物周辺とのトラブルで6回で打ち切りとなり、全集や文庫に収録されていないという。

だが、そんな作品でも、ここに来て当時の週刊誌を閲覧すれば、読むことができる。

従ってこの図書館は、使い方次第では、とても貴重な図書館にもなるし、宝の山ともいえる存在になるのだろう。

昭和34年の「週刊現代」創刊号の特集は「八百長相撲はやめてくれ」だった。
その記事も、今読んでも面白そうだ。

国立国会図書館では、膨大な蔵書のデジタル化を進めていて、インターネットで一部が利用できるようになっている。

帰りしな、運転免許証を持っていたので、「登録利用者カード」を発行してもらった。
手続きは簡単だった。

カードを発行してもらう人、企画展を見に来ていた人、それなりの賑わいで、思った以上に利用者は多いという印象だった。

本が好きで、まだ訪ねたことのない方はぜひのぞいてみることをお勧めする。

ただし、ここは日曜日が休館日なので、利用時間の確認などを忘れずに。
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プロフィール

め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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