東京国立博物館と「正岡子規記念球場」


この冬初めての積雪を記録した東京。

故宮展へ

「北京故宮博物院200選」を見物に、昼前、上野の東京国立博物館に出かけた。
この日で、展示の目玉である「清明上河図」の展示が終わってしまうことになっていたからだ。

天気がよけれは混雑するのは避けられないと思っていたが、この雪だ。
しめしめ、人出は少ないだろうと予想していたが、見事に裏切られた。

待ち時間の長いこと

館内に入場するまでの50分の待ち時間は仕方がない。

ところが肝心の「清明上河図」の列は、なんと300分待ち。5時間だ。

閉館時間の夕方5時まで並ぶことになる。

そこで「清明上河図」は実物を見るのをあきらめ、写真とVTR映像を見ておしまいにした。

日曜美術館をビデオにとっていたので、あきらめはついた。

「故宮」の出品作品はカメラで撮影できないので紹介はできないが、他の作品は、書が多くて若干退屈した。

様々な企画展

ところが、国立博物館は本館の展示がいつも充実している。

企画展に出かけるたびに、毎回楽しみにしている。

この日も、実に充実した企画展がいくつも開かれていた。

国宝級の展示物が多数展示されていたが、その中からいくつか紹介したい。

老猿

高村光雲の「老猿」。
大鷲と格闘した直後の気迫に満ちた猿の姿を描写したものだ。
明治26年のシカゴ万博に出品された。

後方に見えるのは横山大観の作品「五柳先生」。これも名品だ。

正面

正面から見ると、さらに迫力がある。

年配の男性が、この作品の前に立ち、じっと見つめていたのが印象的だった。

火焔土器

これは、新潟県長岡市で発掘された「火焔土器」。

岡本太郎が、「火焔土器」に感動したことはよく知られる。
確かに、「芸術は爆発だ」という彼得意のフレーズに相応しいエネルギーを、この土器に感じる。

この他にも、日本文化の至宝が多数展示されていて、とても充実した時間が過ごせた。

あっという間に時間が過ぎて行った。

子規記念球場

夕方、博物館を出て東京文化会館の裏手に来ると「正岡子規記念球場」という文字が見えた。

上野によく来ているが、子規を記念した球場があるのは初めて知った。

上野恩賜公園130周年の平成18年に、そんな愛称がつけられたとのことだ。

ユニフォーム姿の子規

子規の野球好きは良く知られていて、野球用語の「打者」、「走者」、「直球」は、子規が日本語訳したものだ。

子規の随筆「筆まかせ」には、明治23年3月21日午後に、「上野公園博物館」横の空き地で試合をしたことが記され、この時、子規は捕手であったことが書いてあるのだという。

子規の句

そして、こんな子規の句碑も立っていた。

「春風や まりを投げたき 草の原」

上野公園は桜の名所でもある。

春の来るのが待ち遠しい。

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
スポンサードリンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR