富士見のポイント 文京シビックセンターへ

年が明けてから、冬型の気圧配置が続いている。
太平洋側では晴天の天気となり、風が強いと空気中のちりを吹き飛ばしてくれるから、絶好の富士見のチャンスでもある。

以前、港区の展望スポットを紹介した時に、ブログを読んだ「雪谷朴念仁」さんから、文京シビックセンターがおススメとの情報をいただいていた。

時機到来と、満を持して文京区春日までジョギングでたずねてみた。

日比谷通りを北上し、小川町交差点をさらに北上。御茶ノ水駅を過ぎて本郷通りとぶつかり左に進む。

本郷通りは実は国道17号線、中山道だ。
昔、フジテレビの女性アナウンサーが、旧中山道を「いちにちじゅう やまみち」と読んだことを思い出す。

かねやす

本郷3丁目の交差点を左に折れ、春日通りに入るのだが、左手の角に有名なお店がある。
店名は「かねやす」。

ビルの壁に、プレートが埋め込んであり「本郷も かねやすまでは江戸のうち」という川柳が書いてある。

江戸の昔、江戸市中では火事が多く、時の奉行・大岡越前守は、「かねやす」から南の町屋に茅葺を禁じ、屋根を瓦にすることを許可したとのこと。

したがって、ここまでが江戸の町並みで、ここから先の街道筋の屋根は茅葺で風景が一変していたのを詠んだものだろう。

「かねやす」家の先祖は、徳川家康に随って京から下り、この地で歯磨き粉を商って繁盛したそうで、同じ場所で400年も商売を続けているというのは、あまり聞かない。

喜乃床 今昔

しばらく行くと、石川啄木が部屋を借りていた床屋さん・「喜乃床」があった場所に差し掛かる。
今どうなっているのだろうと、探しながら歩いていると案内板が目に入った。

左は、明治村に残されている「喜乃床」の建物。
右側が、「喜乃床」が立っていたところ、現在も理容室・床屋さんだ。

「喜乃床」の建物の提供者のお名前と、このお店の名前は同じだから、おそらく「喜乃床」の子孫の方なのだろう。

真砂坂

しばらく行くと、真砂坂に差し掛かる。
春日通りを挟んで反対側に、昔「真砂町」という地名があった。

泉鏡花の「婦系図」にでてくる「真砂町の先生」は、このあたりの住人だったということだ。

そして、信号の先に見える建物が、目指す文京シビックセンター。

シビックセンター

区役所や区議会の議場もこの中にある。

左にある建物は、柔道の聖地ともいえる講道館。

シビックセンターの展望ラウンジは25階にある。誰でも自由に行けて、利用は無料だ。

展望台は25階

建物の周りの4分の3は自由に見ることができるが、南の方角はレストランになっていて、お客さんだけが見ることができる。

ガラスの傾斜にも工夫されていて、反射を防いで景色が見やすいようになっているという。

富士見100景

国土交通省 関東地方整備局が選定した「関東の富士見百景」の一つに選ばれている。
早速、富士山の方向、新宿副都心のほうを眺めてみる。

霞がかかって

黄色く囲んだところにあるはずだが、残念ながら見えない。

実は、ここに来たのは10月に次いで2回目、その時も富士山を見ることはできなかった。残念!

もう一度挑戦

そして、翌日の1月7日、もう一度ジョギングでセンターを訪ね、撮影にチャレンジしてみた。

肉眼ではよく見えなかったが、望遠で撮影し、家に帰ってみたら、かすかに映っていた。
「三度目の正直」というやつだろう。

昨日より風が強かったのがよかったのかもしれない。

ところで、ここシビックセンターでは、年に2回、「ダイヤモンド富士」を見ることができるという。

富士山の頂上に夕日が沈む光景だ。

去年の様子がネットで紹介されていたのを見た。
運が良ければ、そんな絶景を見ることができる。

次にみられるのは、2月1日と2日。もうすぐだ。そのあとは11月と、だいぶ先になる。
「関東の富士見百景」のホームページに書いてあった情報だ。

ただし、当日は相当混み合うとのことなので、ご注意。

スカイツリー

富士山が見えなくとも、ここからはスカイツリーがよく見える。

ここは年末年始と5月の第3日曜を除いて、毎日午前9時から夜8時30分まで利用できる。

スカイツリーの夜景を見るには、絶好のポイントの一つになりそうだ。

しかし、それにしても昔は、東京のちょっとした高台から富士山が見えたのに、今ではかなり高いところに上ってもなかなか見えない。

空気が汚れてきているからだろうか。






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プロフィール

め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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