麻布十番を走る   「赤い靴」のモデルの像と善福寺


AZABU JUBAN
タモリがフランス語風の発音で紹介することがある。
周囲に大使館が多いせいか、外国人の姿が本当に多く、街の雰囲気をしゃれたものにしている。
商店街のメインストリートに隣り合った通りに、童謡「赤い靴」のモデルになった少女の像が立っている。

きみちゃん像
思ったよりも小さくて、注意深く探さないと見逃してしまいそう。
隣に建てられた案内板には「きみちゃん像」とある。
商店街のホームページや案内板によるとこういう話だ。

北海道に開拓に入った親から、「きみちゃんを止むなくアメリカ人宣教師の養女にしたが、きっとアメリカで幸せに暮らしているだろう」という話を聞いた野口雨情が「赤い靴」の詩を作った。しかし、きみちゃんは病気のため6歳で宣教師夫妻と別れ、この近くにあった孤児院で9歳のときに亡くなったとある。
だから「横浜の波止場から 船に乗って 異人さんに連れられて」行ったのではなかった。
像の周りには、建てられた当時から募金が寄せられ、世界の恵まれない子供たちのために役立てられているという。

善福寺
次に、二の橋の方向に足を向け、麻布山善福寺に向かう。
浄土真宗の名刹で、幕末には、初代アメリカ合衆国の公使館が設けられた。
入ってすぐ、初代公使のタウンゼント・ハリスの顔を刻んだ碑が立っている。

福沢2
墓所には、「学問のすすめ」の福沢諭吉の墓もあった。
墓は以前、上大崎の常光寺にあったが、昭和52年福沢家によってここに改葬されたという。
2月3日の命日には、お参りすれば落第しないとのうわさからお参りに訪れる慶応の学生たちで賑わうという話を聞いたことがある。この日は、学生の姿は見られずひっそりとしていた。

越路吹雪
諭吉の墓の近くには、越路吹雪の顕彰碑もあった。
歴史の舞台を訪ね歩く年配の夫婦が、この碑をじっと見つめていた。
今は、真夏真っ盛り、越路吹雪が歌った「誰もいない海」のなかに吹いている秋風が待ち遠しい。

毎年8月下旬に開かれてきた「麻布十番納涼まつり」は、膨大な電力が必要なため今年(平成23年)は中止と、商店街のホームページにあった。
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め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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