あっという間に春が過ぎ~東京・福井
今年、都心の桜は、もうほとんどが散ってしまった。
これほど早い櫻は、記録的なことだという。
東京だけでなく、他の地域でも同じだ。
2月25日の東京マラソンで転倒し、歯科医の友人のいる福井に行ったのは翌日の2月26日のこと。
福井駅前には、まだ雪が残っていた。
福井県勝山市には、恐竜博物館があり、恐竜は福井観光の柱の一つだ。
今年の福井は大雪に見舞われた。
この日も、除雪の雪が各所に積み上げられ、交差点では、見通しが悪く、怖い思いもした。
福井県内の国道で、たくさんの車が立ち往生したニュースも記憶に新しい。
福井で仮歯を入れてから5日後の3月4日。
マラソン後はじめてのランニングは、レインボーブリッジを渡ってお台場へ。
早咲きの河津桜が満開で、お台場海浜公園では、ウインドサーフィンを楽しむ姿も見られた。
ここではすでに、初夏の風景が広がっていた。
それから半月後、本歯を入れに再び福井へ。
米原から敦賀経由で福井へ向かう。
3月20日、木ノ芽峠のふもとには、まだかなりの雪が残っていた。
東京では、これより前の3月17日に桜の開花が発表されていた。
それから5日後の3月25日、
増上寺の枝垂れ桜だ。
東京の桜は、前日の24日に満開となり、平年と比べ10日も早いとの発表だった。
普通は、花見の場所取りは新入社員の役目というのが一般的だが、今年はまだ入社前、去年の新人が2年続けてやったのだろうか。
(ただし、増上寺の境内で、花見の宴会は禁止)
ここは深川の桜の名所、大横川。
江戸時代に開かれた運河で、両岸に桜並木が植えられ、満開時の眺めも素晴らしい。
この日は月曜日とあって、人出もそれほどではなく、桜の下で鵜が毛づくろいをする様子も見られた。
こちらが、大横川の桜並木。
今年も見事な景色を見せてくれた。
こちらは3月28日の千鳥ヶ淵。
圧倒的な桜花のボリュームだ。
ここを通るドライバーにとって、一年のこの時期にしか出会えない至福の瞬間だろう。
千鳥ヶ淵沿いの道を歩いて、皇居・半蔵門へ。
堀の緑と桜の白のコントラストが美しい。
皇居周りの5キロのランニングコースは、いつ走っても美しいが、この時期の美しさは格別だ。
ただし、この時期は、皇居「乾通り」の桜を一般公開することから、ランナーが走るのは大幅に規制される。
3月29日、東京湾に作られた第三台場の大島桜をレインボーブリッジから撮影した。
春霞の中、画面右手に大島桜が、白くこんもりと写っている。
木に近寄ると「健康優良樹」と書かれたプレートが掛けられており、とても勢いを感じる樹だ。
例年、桜のあとを受け継いでお台場を彩るチューリップだが、今年は同時に花の時期を迎えた。
富山県砺波からやってきたチューリップと桜が美しさを競っていた。
それから4日後の4月2日。
春の麗の隅田川の右岸。
石川島の高層ビルを眺めながら、桜並木の下を走る。
櫻はもうほとんど終りに近い。
翌4月3日翌、再びお台場へ。
櫻も遅咲きの八重桜に変わっていた。
お台場からの帰り道、レインボーブリッジから第三台場を撮影した。
大島桜の花は散って、緑色の初夏の色に変わっていた。
こうして、今年もまた、あっという間に桜の季節は過ぎていった。
なお、福井の今年の開花は、3月29日(平年より5日早い)、満開は4月2日(平年より7日早い)と気象庁のホームページに書かれていた。
北陸でも、今年は驚くほど早く桜の季節を迎えたことになる。
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