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福岡城址にあった「平和台球場」の今

福岡城の地図

福岡城址は、福岡市の北部、博多湾からそれほど遠くないところにある。

この地図の下部に、ブルーで描かれた大濠公園が見える。

かつては博多湾の入り江を利用した外濠だったが、現在では水辺公園として市民の憩いの場になっている。

その東隣の舞鶴公園が、福岡城があった所。

舞鶴とは、福岡城の別名”舞鶴城”に由来している。

築城は如水と長政

築城したのは、黒田如水と息子の黒田長政。

黒田52万石の居城として広大な敷地を誇るが、明治期に多くの建造物が解体されるなどしたため、城跡には石垣とごく一部の建物を残すだけとなっている。

母里太兵衛屋敷の長屋門

これは母里太兵衛の屋敷の長屋門。

平和台陸上競技場の近くにあるが、福岡市の中心部・天神にあったものを移築したもの。

母里太兵衛は黒田24騎の1人で、福島正則から名槍「日本号」を飲み取ったとして黒田節にもうたわれる勇将だ。

如水の隠居址

ここは、黒田如水が隠居した屋敷があった場所。

移設された母里太兵衛の長屋門のすぐ近くにあり、現在は「ボタン・シャクヤク園」となっている。

天守台址

舞鶴城の天守台址が残っている。

近ごろ福岡には中国人観光客が多く訪れているとのニュースを見たことがあるが、この日も多くの中国人観光客が訪れていた。

平和台球場跡地

天守台址のあとに訪ねたのは、かつて平和台球場があった場所。

三原監督率いる「西鉄ライオンズ」の本拠地として、年配の方には懐かしいはず。

ところが、平安時代に外交のための迎賓館である「鴻臚館(こうろかん)」がこの地にあったことが近年になってわかったため、現在、遺構の発掘作業が行われているのだ。

鴻臚館の遺構が確認されたのは1987年(昭和62年)、スタンド改修工事の際で、

このために平和台球場は平成9年に閉場となった。

鴻臚館は、唐や新羅の使節の接待や宿泊の他

遣唐使が旅支度を整えたりするための施設で、空海や最澄も博多から唐へ渡る際に利用したという。

写真左側の石垣は平和台球場当時のもので、写っているのはレフトスタンドがあった付近になる。

平和台球場

私が平和台球場と聞いて思い浮かべるのは、昭和33年のプロ野球日本シリーズ。

西鉄と対戦した相手は、長嶋が入団したばかりの巨人。

このシリーズで西鉄は、「3連敗したあと4連勝」という今に語り継がれる試合経過で日本一になる。

あの時の西鉄には、「神様・仏様・稲尾さま」と呼ばれた鉄腕・稲尾、そして怪童と呼ばれた強打者の中西、さらに豊田、高倉、仰木といった個性的な選手たちがいた。

後年、引退した後の稲尾さんと話をする機会があったが、その肩幅の広さと胸板の厚さがいまも強く印象に残っている。

ホームベースあたりから外野を望む

ホームベースのあった方から、外野の方向を撮影してみた。

写真の右手奥に写っているのは「鴻臚館跡展示館」。

遺構で作業をしている方に声をかけると、中西太がこの球場で放った伝説のホームランについて教えてくれた。

そのホームランとは昭和28年に、「鴻臚館跡展示館」の手前付近にあったバックスクリーンを越え、外野スタンドからさらに50メートルも離れた福岡城址まで届いたというもの。

ウィキペディアによれば、
「推定飛距離は160m以上、180~190メートル飛んだ可能性もあるプロ野球最長飛距離のホームラン」とのことだ。

リヤカーを引いているこの方が、その話を私に教えてくれだ。

少し誇らしげに、そして当時を懐かしむ様にみえた。

現在の福岡ソフトバンクホークスの本拠地は「福岡ヤフオク!ドーム」、

今や若い世代では、平和台球場を知らない人たちも多いことだろう。

しかし、福岡で育ち、その頃を知っている人たちにとっては、西鉄ライオンズと平和台球場の記憶は大事な思い出になっているのだなと感じた。







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プロフィール

め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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