明治神宮の広さに驚いた


南池

明治神宮の中で、花菖蒲が見ごろと聞いて訪ねてみた。

明治神宮に行くのは初めてではないが、中がこんなに広いとは思わなかった。
ここは境内の中にある神宮御苑の南池。

境内の面積は全体で70ヘクタールで、新宿御苑の58ヘクタールより広いのだ。

明治神宮は、例年、初詣の参拝者が日本一多いことで知られるが、そもそも明治天皇と妃の昭憲皇太后を祀った神社であるということを、若い人は、どのくらいの人がご存じだろうか。

地図

この明治神宮御苑は、江戸時代は肥後藩・加藤家、その後、井伊家の下屋敷の庭園だったが、明治時代は宮内省所属となり、明治天皇、昭憲皇太后がたびたび訪れた場所ということだ。

菖蒲

この菖蒲田は、明治天皇によって優秀品種が集められ植えられたもので、
現在は150種・1500株の花菖蒲を見ることができる。

菖蒲1

菖蒲田は、手入れが行き届き、花菖蒲が見頃だった。

花菖蒲には、大別して江戸種、伊勢種、肥後種と3系統あるうち、ここにあるのは「江戸種」と説明があった。

花期は6月上旬から7月上旬までだという。

菖蒲2

御苑内で撮影したタヌキやカワセミなどの写真も、入り口に飾られていた。

それだけ、自然豊かな森になっているということだろう。

そして、次に向かったのは「清正井(きよまさのいど)」。

今、パワースポットとして人気の場所なのだそうだ。

清正井

よく見ると、きれいな水が湧き出ている。

築城の名人・加藤清正が掘ったものだと伝えられて、この名がある。

最近、パワースポットとして注目を浴び、多くの人たちで混み合っているという。

確かにこの泉のそばには、警備員が立っていて、「この水は飲めません」と言いながら見物の人をさばいていた。

明治神宮のホームページには、この泉について

「東京都の調査では水温は四季を通じて15度前後と一定していて、毎分60リットルの水量があり、昔から加藤清正が自ら掘ったとされています。

本当に清正が掘ったかどうかは不明ですが、昔からこの地にたくさんの清正伝説があることは何らかの深い関係があったのだと思います。昔から言い伝えられてきた伝説はすなおに受けとめ、語り継いでいきましょう。また都会では数少ない、しかも今では貴重な湧水となっている『清正井』を大切に守っていきたいものです」と書かれている。

100年祭

御苑入り口近くの参道では、明治天皇が亡くなって100年ということで「明治天皇100年祭」のパネルが展示されていた。

明治という時代がどんな時代であったのか、明治天皇の事蹟を顕彰し、明治神宮創建の経緯を振り返ろうというものだ。

時代と事蹟

明治天皇が即位したのは、慶応3年(1867)、満14歳。

明治元年、三田の薩摩屋敷で行われた西郷隆盛と勝海舟の会談。

この時、明治天皇は満15歳だった。

明治の先人たち

これまで、このブログの中でも紹介してきた明治の先人たちの写真もあった。

左上から右に、小泉八雲、福沢諭吉、東郷平八郎、乃木希典、

手前左から、与謝野晶子、ウイリアム・クラーク、エドワード・モース、野口英世。

「明治」という時代は、日本の歴史の中でも稀に見る「激動の時代」であったといえるだろう。

それまでの鎖国の時代から世界史の中で歴史を刻む時代となり、その中で明治天皇は歴代天皇の中でもきわめて大きな影響力を持って歴史に関わっていった。

明治神宮がこうして造営され、極めて広大な敷地を持つことは、そのことを物語っているのだと思う。

100年前の姿

明治神宮の創建は、大正9年(1920)。

計画された林

神社の中にどんな森を作るのか、周到な計画の下で進められていった。

これは、「神社の杜」の植林計画と、その後の予想図。

当初は多様な樹種を多層に植栽するが、

100年後には、広葉樹を中心とした極相林になるよう科学的に予測し、実行したのだという。

現在の杜

それから90年余り、「神社の杜」はこのように変わった。

今年7月30日が「明治天皇100年祭」


「降る雪や 明治は遠く なりにけり」

中村草田男がこの句を詠んだのは1931年(昭和6)、それからさらに81年の月日が過ぎたことになる。
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プロフィール

め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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