今年も桜は美しかった

増上寺の枝垂れ桜3/31

あっという間に人生70年・古希を迎えた。

これまで、全国各地で様々な美しい桜を見てきた。
年を重ねるにつけ、桜の美しさ、はかなさに惹かれ、いとおしさは増すばかり。

今年も、走りながら歩きながら、身近な桜の写真を撮り続けてきた。
その中から印象に残るものを紹介したい。

今年、東京の桜の開花は3月21日。全国で最も早い開花だった。

しかしその後、寒い日が続き、桜の咲き具合は遅々として進まなかった。

例年、私の地元で桜の開花が早いのは、この増上寺鐘楼の周りにある枝垂れ桜。
3月31日にようやく見ごろを迎えた。

深川・大横川4/6

深川・門前仲町の大横川の桜。

大横川は隅田川とつながる運河で、江戸時代から、水運に利用されてきた。

4月6日、両岸の桜は、ようやく見ごろを迎え、遊覧船はたくさんの人たちでにぎわっていた。

代々木第一体育館4/8

4月8日、丹下健三設計の代々木第一体育館の桜も見ごろを迎えていた。

昭和39年の東京オリンピックから今日まで、現役として活躍する体育館は、桜に劣らず美しい。
世界遺産を目指す運動も進んでいると聞く。

第三台場の大島桜4/9

これは私の好きな桜の一つ、第三台場の大島桜。

レインボーブリッジから撮影したものだ。

正面に、白いお団子のように見える。

フジテレビをバックに4/9

近くによって、フジテレビの本社をバックに撮ってみた。 撮影したのは4月9日。

増上寺・外国人の家族が4/9

同じ9日、台場からの帰り道、増上寺によってみると、外国人家族が桜の下で、こんなポーズをとって記念写真を撮っていた。

ダンサーのような切れのある動きが、おもしろい。

桜の時期に合わせて、年々外国からの観光客が増えてきていると実感する。

小松川千本桜4/13

4月13日。荒川下流の右岸、江戸川区の小松川千本桜を訪ねた。

青空をバックに絵のように美しかった。

隅田川・水神大橋付近4/13

同じ日、荒川を北上し、隅田川の上流に向かう。

水神大橋から白髭橋のほうを撮影した写真がこれ。

ここから隅田川を下って、江戸時代から桜の名所だった場所に向かった。


隅田川 流鏑馬の馬場4/13

隅田川の右岸から、スカイツリーを見上げる。

流鏑馬と書かれた「のぼり旗」が見える。

桜並木の続く道に、流鏑馬の馬場がつくられ、週末に行われると書かれていた。

桜の時期の名物にしようというのだろう。

お台場海浜公園・自由の女神4/14

4月14日。お台場海浜公園の自由の女神像。

外国人観光客の姿も多く、どことなく異国の雰囲気だ。

第三台場大島桜4/19

その足で、第三台場の大島桜を見に行くと、花は新緑に変わっていた。

第三台場の八重桜が満開4/19

第三台場では、代わって八重桜が咲き誇っていた。

こうして、今年も桜の季節が過ぎていった。
あっという間の1か月だった。

こうして日々は移り変わる。

また来年も桜を愛でることができますように。
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六日のあやめ 十日の菊

江戸城大手門

今回ご紹介するのは、皇居東御苑の二の丸庭園で撮影した「ハナショウブ」。

今月8日に撮影したものだから、20日も前になる。

見頃は6月の中旬ごろと書いてあったから、少し時期を失してしまったかもしれない。

しかし、連日梅雨空が続き、湿気の多い天気には、やはりハナショウブがよく似合う。

ということで今回は、「時期遅れで役に立たない」かもしれないが、美しいハナショウブをご覧いただこうと思う。

今、江戸城の正面玄関・大手門では、渡櫓の改修工事が行われている。

大手門門を入って、二の丸庭園へと進む。

菖蒲田には、たくさんの人たちがハナショウブを見に集まっていた。

二の丸庭園の菖蒲田

”江戸時代、ここ「二の丸庭園」には、小堀遠州が作った庭園があったが、火災で度々焼失し、明治以降は荒廃していた。

現在の庭園は、九代・家重の時代に作られた庭園の絵図面を参考に作られた”

と、案内板に書いてあった。

84種のハナショウブ

この菖蒲田に植えられているハナショウブは、全部で84種類。

昭和41年に明治神宮の菖蒲田から株を譲り受け、育てているものだという。

江戸系

ハナショウブは、自生する「ノハナショウブ」をもとに改良された園芸品種で、改良された地域によって「江戸系」「肥後系」「伊勢系」の3系統に大別される。
ここに植えられているのは、すべて「江戸系」。

群生の美

江戸系の特徴は、「群生」の美しさを鑑賞するのに向き、草丈の高いものが多いという。

雨に濡れたハナショウブが、とても美しい。

見頃は6月中旬

案内板には、「見ごろは6月上旬から中旬」と紹介されていた。

しかし、皇居東御苑のホームページには、

6月20現在、品種の数こそ減ったが、遅咲きのハナショウブは咲いていると書いてあったし、

アジサイ、クチナシ、夏椿などの花も見られるとのことだ。

いずれ菖蒲か杜若

今の時期、二の丸庭園を訪ねると、ひょっとして「ハナショウブ」に関しては「六日のアヤメ」になってしまうかもしれない。

しかし、他の草花も様々咲いているはずなので、訪ねて損はしないはず。

特に、夏椿は「沙羅の木」とも呼ばれ、平家物語にも登場する「沙羅双樹」の代用として各地の寺院で植えられているという。

昔、福井市にある越前松平家の菩提寺「大安寺」で夏椿の花を見たことがあった。

その時、住職からは「沙羅双樹」だと説明された。

越前松平家は藩祖が徳川家康の次男である結城秀康、つまり2代将軍秀忠の兄だ。

秀康の死後、その子忠直は越前藩主となるが、乱行により秀忠によって隠居を命じられ、さらには豊後配流されその地で亡くなる。

菊池寛の「忠直卿行状記」は、その間の事情を小説にしたものだ。

歴代藩主の墓が並ぶ大安寺の墓所に忠直の墓が無かったことと、夏椿の花が白く大きかったことを覚えている。

夏椿が沙羅双樹とは全く別種の植物なのだと知ったのは、それからずいぶん後のことになる。

「平家物語の無常観」と忠直の生涯がシンクロして、いまも思い出深い。





チューリップが花盛り

台場の入り口

大型連休も後半に入った。

5月になると様々な花々が咲き、自然界の彩がとても豊かになった感じがする。

お気に入りのジョギングコースの一つ・レインボーブリッジのお台場口まで来ると、つつじとハナミズキが美しく咲いていた。

しかし、この時期、お台場の広い範囲で咲き誇る花はチューリップ。

ガンダムの近く

ダイバーシティの建物の前に立つ巨大なガンダム像の周囲を囲む様に、色とりどりのチューリップが咲いていた。

花に囲まれていると、ガンダムの表情も心なしか優しく見えてくる。

フェスティバルの看板

この時期のお台場では毎年、台場シティから国際展示場にかけての広い範囲で、チューリップフェスティバルが開かれている。

全国有数の産地である富山県や礪波市が共催しているとあって、これまで見かけることのなかった色や形のチューリップを見ることができた。

武蔵野大学付近

チューリップ産地では、大きな球根を育てるために、開花から2~3日後に花を切り落としてしまう。

以前富山県で暮らしていた頃、そんなことを知りもったいないと思ったことがあった。

だから産地では、こんなに咲き揃った姿を長い間見ることはあまりない。

様々なチューリップ

チューリップといえば「おちょこ」のような花を思い浮かべるが、そんなイメージとは違って、大きく開いているものもかなりある。

開花から間もなく花を切断

世界最初のバブルは、人々がチューリップの投機に夢中になったことで起きたといわれている。

ウィキペディアによれば、舞台は17世紀のオランダ、球根一つと邸宅が交換されたこともあったという。

冷静であれば、「球根一つが、邸宅と同じ価値を持つ」ことなど露ほどにも思わないだろうに、魔がさしてしまうこともある。

バブルは決して歴史上の遠い過去の話ではない。

日本でも20年余り前にバブル崩壊を経験し、私の身近な人の中にも大きな代償を払った人もいた。

チューリップ新種開発

昔、アランドロン主演の「黒いチューリップ」という映画があった。

黒いチューリップというのは、主人公が開発に成功した新品種のことだと解説にあったが、今、黒いチューリップを見かけるのは珍しいことではない。

ウィキペディアによれば、

花弁全体が青いチューリップの品種は、今もまだ発表されていないとのことで、それを含め様々な新品種の開発が今も世界中で行われているのだろう。

バブル事件も

お台場では今、実に多様なチューリップが咲き乱れている。

綺麗な花を堪能し、写真を撮りながら帰路に着いた。

環状2号の延伸

勝鬨橋に差し掛かると、隅田川の両岸から橋脚が伸びてきている。

写真の右側は、築地市場だ。

間もなくすれば、橋は川をまたいで一体化しそうだ。

この橋は、一部が先日開通した「環状2号」の一部、左に伸びて2020年のオリンピック会場とを結ぶ幹線道路となる。

この付近は、今東京でも最も変貌の激しい地域の一つであることは間違いない。


このあたりの移り変わりも、ずっと見続けていくことにしよう。

桜の季節も終わり

愛宕神社

今年の都心の桜は、ほぼ終わった感がある。

3月25日の開花から8日たった4月2日、港区の愛宕神社に行くと、新緑が目につくようになっていた。

落花の池の鯉

愛宕山の上にある池では、水面が桜の花びらでおおわれてしまい、鯉たちが息苦しいのではないかとも思えるほどだった。

浜離宮

4月3日には、浜離宮の桜をのぞいてみた。

桜の本数はそれほど多くないが、まわりの高層ビルと桜とのコントラストがとても印象的。

特にこの桜は、枝の形が少し変わっていて面白い。

個性的な桜

この日は、外国人が日本人よりも多いほどで、熱心に写真を撮っていた。

外国の人たちは、満開の桜を体験して、一体どんなことを思っているのだろう。

満開の桜の華やかさ、散る時のはかなさと潔さ、

日本人がそこに人生を見る気持ちを理解してくれるだろうか。

桜クルーズ

中央区月島の運河で花見の観光船と出会った。

見えている橋は、4月に架け替えられたばかりの西仲橋。

写真左手に進むと、もんじゃ焼きの店がずらりと軒を並べる観光スポットだ。

近年、こうした花見の観光船が増えているようで、花見の名所・目黒川でも見かけた。

石川島の桜

この写真は、隅田川の中州を埋め立てて造られた石川島・佃島・月島を、永代橋の上から写したもの。

巨大な高層マンションの根元に、桜並木のピンク色が見える。

滝廉太郎の名曲「花」の風景とは全く違う「隅田川の桜の景色」だ。

第三台場

これはレインボーブリッジから撮影した、第三台場の「オオシマザクラ」。

木の根元に、花見客の用意したものだろうか、何か荷物が見えた。

オオシマザクラ

走って、桜の所へ行ってみた。

雨が降り出していて、荷物を手に引き上げていく人と、途中ですれ違った。

桜の下に人影はなく、雨も激しくなったので、早々に引き上げたのだろう。

突然雷鳴が

帰る途中、再びレインボーブリッジから第三台場を見ると、上空に黒い雲が広がっている。

時々、稲妻がひかり、雷鳴も轟いている。

まさに、「花に嵐」の光景だった。


井伏鱒二の名訳「花に嵐のたとえもあるさ、さよならだけが人生だ」を思い出す。



人生では、起きないでほしいと思っていることが度々起きる。

というより、人生はいやなこと、煩わしいことばかりかもしれない。

そうして人生の日々は過ぎて行ってしまうのだろう。


それだからこそ、小さな喜びであっても、その喜びを大切にして、生きてゆかなければ

毎年、桜を見るたびに思うことだ。

サクラガ サイタ

トレーラーが横転

最近、周辺で雑事が増えたため、ブログを更新する時間がとりにくくなっている。

この日は、誕生したばかりの孫の顔を見に行くため、北品川の山手通りを走っていた。

ここに来るまで、いくつかの交差点で車の通行が規制され、山手通りは、いつもとは様子が違う。

「事故が起きたのだろう」とは思っていたが、ここまで来て、それがどんな事故だったのか分かった。

大型トレーラーが転倒し、無残な様子を見せていた。

写真右側には、横転したトレーラーのタイヤが写っている。

現場には大型の重機が何台も出動して、事故で壊れた信号機の処理などに追われていた。

付近は朝から長時間通行止めになっていて、野次馬もたくさん集まり、作業の様子を見守っていた。

山手通りは車両通行止め

いつもとは違った角度で見たトレーラーは、とても大きかった。

ニュースによると事故の原因は、現場の右カーブを曲がりきれなかったとのことで、運転手の命に別状はなかったという。

とはいえ、こうした主要道路でこんな大事故を起こしてしまったのだから、後処理には相当のコストがかかるはず。

運転には、くれぐれも注意したいと自戒した。

目黒川の桜

事故現場を離れ、五反田橋に差し掛かると目黒川沿いの桜並木が見えた。

まだつぼみも堅そうで、開花まで少し時間がかかりそうな様子だったが・・・

家に帰ると、夕方のニュースで、この日(3月25日)東京で「桜の開花」の発表があったと伝えていた。

平年より1日早く、去年と比べると9日遅い。

このあたりも、桜の名所だが、

標準木のある靖国神社付近と比べると、見ごろは少し先になりそうだ。

増上寺の鐘楼堂

開花の発表があると気になるのは、増上寺のしだれ桜。

例年、気象庁の開花の発表に先駆けて、開花している。

翌日の26日、境内の鐘楼堂に行ってみると、しだれ桜はちょうど満開を迎えようとしていた。

「いよいよ春」と実感する。

公園で耕運機

増上寺の隣りにある公園では、造園業者が耕運機を運転して、園内を行ったり来たりしていた。

芝生の養生

土がかたくて、なかなか掘り起こせない。

作業をしている人に「芝生のタネを植えるのですか」と声をかけてみたら、「そうです」という。

「何とかなりそうですか?」と聞くと、「まあ、なんとか」とのことだが、

この後しばらくは、芝生の成長ぶりを見守ることにしよう。

公園は春の色

公園内の花壇は、様々な色の花が咲き、白黒映画から総天然色の世界に変わろうとしている。

東照宮の桜のつぼみ

公園のとなり、東照宮にある桜の大木。

幹から、可愛らしい枝を伸ばしていた。

このつぼみが花開く頃が「春爛漫」

いくつになっても、桜の季節は心が騒ぐ。
プロフィール

め組のかった

Author:め組のかった
「惑わず」の年から走り始めて四半世紀。還暦で初フルマラソンを走り、2010年には66キロのウルトラを制限時間ギリギリで完走。現在も月に200キロ以上を目標に走り込みながら、写真を撮っている。
このブログは、ジョギング中に撮り貯めた写真によるフォトエッセイを目指している。
タイトルは「おくのほそ道」をもじってみたのだが、さて、わかるかなあ?

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